私が滞在中のホテルには、コインランドリーがありません(泣)。
しかも、洗濯物を袋に入れてドアノブに掛けるだけのランドリーサービスもありません。
そこで、仕方なくロンドンの街へ繰り出し、コインランドリーを使ってきました。
この経験を活かし、ロンドンのコインランドリーの使い方や値段・料金などをご紹介します。
- コインランドリーは和製英語、イギリスでは「laundrette」!
- 現金しか受け付けないお店が多いので注意!
- 洗剤は用意されていないのが一般的!事前に日本で購入しておくのも一案!
イギリスのホテルではコインランドリーがないのが一般的
イギリスに限らず、海外でコインランドリーがあるホテルは珍しいです。
コテージ型のリゾートやエアビー(Airbnb)の場合は別ですが、旅行で宿泊するようなホテルにはコインランドリーがないことが一般的です。
こうしたホテルでは、コインランドリーの代わりに、クリーニングサービスが提供されています。
洗濯物を専用のランドリー袋に入れて、ドアノブにかけておくとクリーニングをしてくれます。
ただ、ホテルのランドリーサービスは1着毎に料金を取られるため、値段が高いです。
ドライクリーニングが必要な洋服であれば仕方がありません。
しかし、水洗いで十分な洋服の場合は街中のコインランドリーを使ったほうが圧倒的に安上がりです。
ロンドンでのコインランドリーの探し方・見つけ方
Google Mapで検索する!以上!
これに限ります。海外では、日本と異なりGoogle Mapに様々なお店の口コミが数多く投稿されています。
しかも皆さんストレートに評価や口コミを書き込んでいますので、非常に参考になります。
イギリス英語でコインランドリーは「laundrette」です
日本でお馴染みの「コインランドリー(coin laundry)」は和製英語です。
ロンドンのコインランドリーを探す時は「laundrette」で検索して下さい。
ちなみにアメリカでは「laundromat」や「laundry」と言います。
この写真はロンドンのあるコインランドリーの看板を撮影したものです。
ちゃんと「laundrette」と書いてあるでしょ。
Google先生は和製英語にも理解がある素晴らしい検索エンジンなので「coin laundry」で検索しても一定数のコインランドリーが出てきます。
しかし、一部のコインランドリーは出てこないので、「laundrette」で検索するべきです。
もちろん、イギリスで現地の人に「coin laundry」と言っても通じません!!
「コインランドリー???」と不思議な顔をされますのでご注意ください(私の実体験です(笑))。
コインランドリーの使い方や料金など
お店によって多少の違いはありますが、コインランドリーの使い方はどこも同じです。
洗濯機での「洗い」のやり方
洗濯物の「洗い」のやり方です。
ロンドンのコインランドリーでは、一般的にドラム式洗濯機が用意されています。
まずは、衣服をこの洗濯機の中に入れます。
洗剤(英語で「detergent(ディタージェント)」)は洗濯機の上部に入れるのが一般的です。
ちなみに、イギリスでは主に3タイプの洗剤が流通しています。
それぞれのタイプによって洗剤の入れ方が異なりますので、ご注意ください。
- 粉末洗剤:上部の洗剤入れに入れます。
- 固形洗剤:砕きながら上部の洗剤入れに入れます。
- ジェルボール(カプセル)洗剤:ドラムの中に直接入れます。
柔軟剤は洗濯機の上部に柔軟剤入れが用意されていますので、そこに入れます。
なお、柔軟剤は英語で「softener(ソフトナー)」や「fabric conditioner(ファブリック・コンディショナー)」と言います。
洗濯物を入れてドラムのドアを閉めたら、お店の中央にある操作板から使用する洗濯機の番号を入力してお金を入れます(私が使ったお店では、1ポンドコインのみ受入れ可能)。
お店によってはドラム式洗濯機にコインを入れて動作させるタイプのものもあります。
最近はキャッシュレス社会で、タッチ式のクレジットカードに対応しているコインランドリーもあります。
コインを入れてスタートを押すと、ドラム式洗濯機が回り始めて、「洗い」がスタートします。
機械により所要時間は異なりますが、25分程度が一般的です。
イギリスのコインランドリーでは、洗濯中に外出しても構いません。
ただし、外出する場合は、なるべく早めにコインランドリーにお戻りください。
洗濯物を放置しすぎると匂いますし、混在時は洗濯物を勝手に出されてしまうこともあります。
洗剤は持って行った方が良い
イギリスの大半のコインランドリーでは洗剤が用意されていないため、事前に買っておく必要があります。
ロンドンであれば、例えば次のお店で洗剤を買うことができます。
- M&S(Marks & Spencer)
- Sainsbury
- Waitrose
- Ireland
- Tesco
- Boots
- Superdrug
イギリスの洗剤は「bio」と「non-bio」に分かれています
日本人に馴染みのない「bio」と「non-bio」ですが、洗剤に酵素が入っているか否かを指しています。
- bio→酵素入り洗剤。皮脂による汚れが落ちやすい。一方で肌に合わない人もいる。
- non-bio→酵素なし洗剤。一般的にはbioに比べると洗剤力が弱いと言われる。
大半の汚れは「non-bio」で十分です。
食べ物の汚れも「non-bio」でバッチシ落ちました。
日本から旅行用の洗剤セットを持っていくのも一案
短期の旅行や出張なら、日本から旅行用の洗剤セットを持っていくのも一案です。
私は海外旅行や海外出張の時は、必ず部屋干しトップをスーツケースに入れています。
ただし、日本は軟水であるのに対して、ロンドンは硬水です。
部屋干しトップを使ってみて、特に効果の低下は感じませんでしたが、海外赴任だったり長期滞在になるのであれば、硬水にあった現地の洗剤を購入したほうが良いと思います。
現金やコインがなくても大丈夫なコインランドリーもある
キャッシュレスが進んだ現代において、現金やコインを持っていない人も多いかと思います。
海外旅行に行く方で、空港で両替しない人も増えてきました。
コインランドリーもキャッシュレス化が少しずつ進んでいて、クレジットカードやデビットカードでの支払いに対応したコインランドリーも登場しています。
また、イギリスは日本以上にキャッシュレス社会ですので、お客さんが現金を持っていない場合を想定しているお店も多いです。
そのため、お店によっては、現金やコインがなくても、店員が立て替えてくれて、最後にクレジットカードで支払えばOKというコインランドリーもあります。
キャッシュレスがこれだけ進んでいる中、現地に住んでいる方でも1ポンドコインをたくさん持っていない人の方が普通です。ですので、コインがない場合は、遠慮せずに店員に相談してみましょう。
乾燥機による「乾燥」のやり方
洗濯が終わったら、次に乾燥機で洗濯物を乾燥させます。
自宅用のドラム式洗濯機は、洗いも乾燥も同時に行えるタイプが多いですが、コインランドリーでは、洗濯機と乾燥機が別になっていることが一般的です。
洗濯が終わったら洗濯物を乾燥機に移動させます。
洗濯物を入れてドアを閉めたら、右上のコイン投入口にお金を入れて、スタートボタンを押します。
これで乾燥がスタートします。
お店によりますが、1ポンドあたり8分程度動くのが一般的なようです。
「8分だけ!?それしか動かないの!?マジ?」と驚かれるかもしれません。
しかし、コインランドリーにおいてある乾燥機は業務用でかなり強力です。
大体24分(3ポンド分)も動作させれば十分に乾きます。
私がおすすめするHammersmithのコインランドリー
私が何度もお世話になっているコインランドリーがこちらです。
店長から「ブログへの掲載OK!どんどん日本人に宣伝して欲しい!」と快く言われました。
店名:Trussley Dry Cleaners & Launderette
住所:97 Hammersmith Grove, London W6 0NQ(クリックするとgoogle mapが開きます)
店長いわく、海外のお客さんの集客に注力しているとのこと。
従って、英語の心配は不要です。
私の英語もかなり拙いですが(特に発音がひどい(笑))、こちらの店長はフレンドリーな方で、英語が苦手な私に対しても簡単な単語を使って何度も説明してくれました。
日本人の他、韓国人や中国人の利用も多いそうで、非ネイティブな方々に慣れているとのことです。
「英語は苦手だし、現地のコインランドリーはどうしても雰囲気が不安で行きづらい!」という方にも、おすすめしたいコインランドリーです。
ドライクリーニングの評判も素晴らしい
こちらのコインランドリーですが、ドライクリーニングも行なっています。
店内にドライクリーニング用の機械があり、店内で作業されています。
肝心のドライクリーニングの腕前ですが、「非常に素晴らしい!」の一言です。
Google Mapの口コミも見ると、その評判の良さが分かるかと思います。
私も一度こちらのお店で、ドレッシングの汚れがひどいコートをクリーニングしてもらいましたが、新品同様のコートが戻ってまいりました(歓喜!)
最後に:日本に比べてイギリスのコインランドリーはどこも高い!
日本と異なり、イギリスのコインランドリーはどこもお高い値段です。
例えば、先ほど紹介したHammersmithのコインランドリーにおける料金は2022年5月時点で次のとおり。
イギリスのコインランドリーはどこも似たような料金です。
大きい洗濯機:8ポンド
乾燥機:1ポンドで8分稼働
乾燥機は3ポンド24分も回せば十分に乾くので、私の場合はコインランドリーを利用する毎に大体10ポンドを支払っていました。
日本に比べるとかなり割高な料金設定ですが、イギリスでは至って通常の料金設定です。
円安が進む中、10ポンドはそれなりに懐へのダメージが大きいかと思います。
コインランドリーの洗濯機は業務用になっており、一度にたくさんの洗濯物を入れることができますので、なるべく洗濯物が溜まってから、使うことをお勧めします。
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