ロンドンのテムズ川沿いにある近現代美術館のテート・モダン美術館に行ってきました。
一部有料展示はあるものの、無料で見れる展示も多くあり、現代美術が好きな人にお勧めです。
初めて訪れる際に気になるであろう下記質問への回答となるような記事を目指して書きました。少しでも参考になりましたら幸いです。
- テート・モダン美術館の場所は?
- 営業日・営業時間は?
- チケットの予約方法は?
- 見どころは?
近現代美術館テート・モダンとは?場所や入館料
テート・モダン美術館は、ロンドンのテムズ川沿いに位置している近現代美術館です。なんと火力発電所を大々的にリフォームして美術館にしています。
下の写真はテートモダンを外から撮影したものですが、とても火力発電所だったとは信じ難いですよね。普通に図書館などの公共施設にしか見えません。
テイトモダンの基本情報
住所・場所
Bankside, London SE1 9TG(クリックするとGoogle Mapが開きます)
営業日・営業時間
月曜〜日曜:10:00〜18:00(最終入場は17:30)
入館料・入場料
入館料・入場料は無料です(一部有料展示あり)
ただし、無料ながら事前にチケットの予約が必要です。私はチケットの予約をせずに会場に向かってしまい、40分ほど待たされることとなったのでご注意ください。
以下の公式HPからチケットの事前予約を行えます。
TATE MODERN FREE COLLECTION DISPLAYS
テート・モダンの展示内容・見どころ
写真のブログへの掲載についてOKをもらえましたので、以下、いくつか写真も掲載しながら、見どころをご紹介します。なお、いずれも無料エリアのものとなります。
建物そのものが現代美術になっているテートモダン
テートモダンはある意味で建物自体が作品です。
建物に入るとまず目にするこちらの大きなロビー。人の大きさからわかる通り、天井までかなりの高さがあります(26メートルで7階のビルに相当)。
ここはタービンホール(The turbin hall)と呼ばれていて、
会場に入るとまず目に入ってくるのが、この大きなロビー。タービンホールと言われていて、その前の通り、かつてはここに大きな発電機が置かれていたそうです。
Tateの公式ツイッターに火力発電所時代のタービンホールの写真が掲載されていました。変わりようがすごいですね。リフォームが大工事であったことが伺えます。
とっつきにくい近現代芸術ですが、説明もあるので安心です
近現代美術はある意味で意味不明でとっつきにくい作品も多いです。
え?これ?何を意味しているの?みたいな。
この点、テートモダンでは展示品の横に、作者の経歴や作品についての説明のプレートが付けられているので、芸術に疎くても作品の意味するところが分かるようになっています。
例えば、下の写真は、20世紀を代表するフランスの有名な芸術家アンリ・マティス(フランス語:Henri Matisse)の切り絵です(後ろの観客や作品が反射しておりすいません)。
いかがでしょうか?何か伝わってきますか?
私は、率直に申し上げて、これだけ見ても全く分かりませんでした(笑)
私に芸術や美術の類の才能はないようです。
ちなみに下の写真が作品に対する解説です。
絵画だけでなく彫刻や工作物などの作品もあります
こちらは、本館の4階にある「Media Networks」フロアにある作品です。マスメディアをテーマにした作品が数多く展示されています。
下の写真はブラジルのリオ・デ・ジャネイロ出身の芸術家であるシウド・メイレリスの作品「バベルの塔」です。
古いラジオが下から上まで積み重なっています。しかも、それぞれのラジオから様々な音声が聞こえます。数がありすぎて判別できなかったのですが、日本語のラジオも流れているように思いました。
この作品は「現代社会における情報の氾濫」を意味しているのでしょうか?私は、そのように捉えました。
写真に写っている人と比べると分かる通り、この塔の高さに圧倒されました。
トイレは各フロアに設置されています
ロンドンでは公共トイレが少なくて困りますよね。
テイトモダンでは各フロアにトイレが設置されています。タイミングにもよるかと思いますが、特段、混んでる感じはしませんでした。
カフェは3階、サンドイッチも買えます
カフェは3階にあります。サンドイッチやサラダ、スナックも売られていますので、簡単なお昼ご飯を摂ることもできます。
ちなみに、個人的に驚いたのがウォーターサーバーが設置されていたこと。自分のボトルを持ってくればウォーターサーバーでお水を補充することもできるそうです。
終わりに:現代美術に疎くても楽しめる美術館
テイト・モダン(Tate Modern)は現代美術に疎くても楽しめる美術館だと思いました。
場所もロンドンの中心部にあり、たとえば、ナショナル・ギャラリーを見た後にテイト・モダンに寄るといったことも簡単にできます。
展示されているのも世界中の有名な芸術家の作品ばかりですし、入館料は無料です。ぜひ、事前予約の上で訪れてみることをお勧めします。
なお、同じテイトグループで、イギリス美術を中心に集めたテートブリテンもロンドンの中心部にありますので、テイト・モダンが良かった方は、こちらも訪れてみることを強くオススメします。
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