ロンドンの中心部にあるサー・ジョン・ソーンズ美術館に行ってきました。
こちらは、建築家のサー・ジョン・ソーンズ(1753年〜1837年)が集めたコレクションを当時の邸宅そのままに展示する美術館です。
そのため、とても狭く、かなり穴場的なスポットになるのですが、「え!?個人でここまでのコレクションを集めたの!?」というぐらい所狭しと並べられたコレクションに出会うことができる美術館です。
入場料は無料で、絵画や彫刻、古代遺物と様々なコレクションを見ることができます。
穴場的な観光スポットを探している方やヨーロッパに赴任していて時間がある方に是非ともおすすめしたい美術館です。
この個人ブログ記事では、サージョンソーンズ美術館を訪れるにあたり、下記のような疑問が解決できるような記事を目指して書きました。少しでも皆さまのお役に立てればと思います。
- 美術館までの行き方は?
- 美術館の営業時間は?
- チケット・列車の予約方法は?
- 見どころ・観光スポットは?
- 近くにどんな観光スポットがある?
サージョンソーンズ美術館を訪れるための事前準備
さて、まずはいつも通り、サージョンソーン図美術館の観光に向けた事前準備からご紹介します。
行き方(交通機関)
ロンドンの中心部にありますので普通の電車やバスで行けます。従って、今回は事前のチケットの予約は不要です。
ミュージアムのチケット予約
ミュージアムのチケット予約も不要です。入場料は無料です。
余談ですが、ロンドンは無料で入れる美術館が多くて良いですね!日本と比べて物価が高いと言われるイギリスですが、こういった芸術に対しては日本と正反対のように感じます。
住所・場所
13 Lincoln’s Inn Fields, London WC2A 3BP(クリックするとGoogle Mapが開きます)
営業日・営業時間
水曜〜日曜:10時〜17時
月曜・火曜は休館日ですのでご注意ください。
但し、祝日の扱い等、変更となる可能性があるため、必ず公式HPにてご確認をお願いします。
絵画・彫刻・古代遺物となんでもござれの美術館
さて、ここからが本題です。
実際にサー・ジョン・ソーンズ美術館を訪れてみました。感想を一言で言うなら「絵画・彫刻・古代遺物」となんでもござれの美術館という印象です。
個人ブログへの写真掲載許可をもらえましたので、いくつか写真も載せつつ、紹介していきます。
住宅に囲まれた非常に小さい美術館
サー・ジョン・ソーンズ美術館ですが、建築家のサー・ジョン・ソーンズが個人的に集めたコレクションを展示している美術館です。
そのため、美術館自体がサー・ジョン・ソーンズの邸宅になっています。
個人のお家なので、実際に訪れてみると、本当に小さい美術館にびっくり。あまりの小ささに人数制限がされているようで入り口に列ができていました。
狭い廊下などにも所狭しと展示されているようで、リュックサックは背中から降ろして手で持ち歩くかクロークに預けるよう案内がされていました。
そんな小さな美術館ですが、1年間で約13万人が訪れています。中がどうなっているのかワクワクしてきます。
3ポンドでガイドブックがもらえます。
建物の中に入ると、まずはガイドブックを3ポンドで購入するか聞かれました。
このガイドブックですが、写真から分かる通り、薄いです。展示されている各作品の説明というよりかは、これらのコレクションを収集したサー・ジョン・ソーンズ個人に関する説明やこの建物自体の説明が大部分になっています。
ちなみに、これとは別にスマホのアプリを利用したオーディオガイドが用意されています。下のリンクから「Bloomberg Connects」をダウンロードして聴くことができます。
私はこのオーディオガイドの存在を知らず、今回は逃してしまいました(涙)
存命中の頃から無料でコレクションを開放していたサー・ジョン・ソーンズ
最初の部屋に入るとサー・ジョン・ソーンズの肖像画がありました。この美術館はサー・ジョン・ソーンズが存命中の頃から無料で開放していたそうです。
ただし、雨の日は避けたとか。そりゃそうですよね。実際に住んでいる居宅ですし。
なお、ラベルやパネルを付けずに死亡時のそのままの状態とすることを条件に政府に寄付したそうです。そのため、各作品に対する説明はほとんどありません。
そんなわけで、この美術館は政府の管理下の下、運営されています。
これを個人が収集したの!?というぐらい所狭しと並んだコレクションの数
部屋を進んでいくと、ただただ、所狭しと並んでいるコレクションの数に唖然としました。狭い廊下にもコレクションが並べられており、間違えて倒してしまいそうです(汗)
これだけ多くのコレクションに囲まれた人生ってかなり面白そうですよね。というか、もはや趣味の領域を超えています。。。
このようにおびただしい数の彫刻や古代遺物が並べられているかと思えば、下のように絵画だけが集められた部屋もあります。絵画から彫刻、古代遺物まで、ジャンル問わずの美術館です。
トイレは地下にあります
ご参考までにトイレは地下にあります。
ロンドンでは公共トイレが非常に少なく不安になりますが、こちらの美術館はトイレも用意されていますのでご安心ください。
終わりに:他人のお家で宝探しをしている気分を味わえる美術館
最初に外から美術館を眺めた際は「狭い美術館だな〜」と思っていましたが、地下から2階まであり、中は意外と広く様々なコレクションを眺めることができました。
サー・ジョン・ソーンズ美術館はなるべく、住宅だった当時の様子がそのまま残されており、キッチンやダイニングもあります。
こうした狭い廊下や部屋を歩き回り、所狭しと並べられたコレクションを眺めるのは、一種の宝探しをしている気分でした。
大英博物館やナショナルギャラリーで広々とした美術館や博物館を経験した後にこういった狭い美術館を見てみるとある意味で新鮮な気分を味わえておすすめです。
穴場的なスポットですが、時間があればぜひ訪れてみることをお勧めします。
サー・ジョン・ソーンズ美術館から徒歩10分程度の距離にフリーメイソンミュージアムと大英博物館がありますので、一緒に訪れてみるのもアリです。
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