- エアヨーロッパ(Air Europe)は格安航空会社(LCC)?
- 乗り心地や評判はどう?
- 座席指定は有料だけどした方がいい?
この記事は、エアヨーロッパに初めて搭乗する方に向けて書いています。
エアヨーロッパはスカイチームの一員で、マイルも貯められます。フルサービスキャリアと格安航空会社(LCC)の中間に位置し、遅延も少なく快適な旅が期待できる航空会社です。唯一の残念な点は、スカイチームに所属している日系の航空会社が存在しないことぐらいです。
この記事は、エアヨーロッパの口コミや評判を踏まえた、私の搭乗記です。
スペイン本拠地の航空会社「エアヨーロッパ」の特徴
エアヨーロッパはスペインを本拠地とし、ヨーロッパやアメリカへの路線も運航しています。
フルサービスキャリアとLCCの中間に位置する航空会社
スペインのフルサービスキャリアはイベリア航空、格安航空会社(LCC)はブエリング航空です。エアヨーロッパはフルサービスではありませんが、LCCより上質なサービスが期待できる航空会社です。
スカイチームに加盟、マイルも貯められる
エアヨーロッパはスカイチームに加盟しており、LCCと異なりマイルが貯められます。
但し、ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに加盟しており、スカイチームに加盟している日系の航空会社はありません。
スカイチームは、大韓航空やチャイナエアラインといったアジア系の他、アメリカのデルタ航空、ヨーロッパではエールフランス航空やKLMオランダ航空が加盟しており、相応の規模がある航空アライアンスです。
エアヨーロッパのサービスは格安航空(LCC)と同等かそれ以上
エアヨーロッパの座席クラスは「ビジネスクラス」と「エコノミークラス」の2種類です。日本人にはヨーロッパの短距離路線で「エコノミークラス」を使うことが多いと思いますので、それを前提に話を進めます。
エアヨーロッパのサービスはLCCと同等かそれ以上で、フルキャリア並みのサービスが受けられる点もありました。明らかにLCCのブエリング航空よりもサービスの質は高かったです。
機内食や飲料は有料サービス
エコノミークラスでは機内食や飲み物は有料です。水も有料です。余談ですが、日本のスポーツ飲料「アクエリアス」が提供されていて驚きました。
座席指定は有料
エアヨーロッパのエコノミークラスでは、座席指定も有料です。
日本のANAやJALでは当然のように無料で座席が指定できるので、驚く人も多いですが、ヨーロッパの航空会社では座席指定が有料になっているのが一般的です。
エアヨーロッパでは座席指定をしない場合、チェックイン時に自動的に座席が割り当てられます。ただし、カップルや家族連れなど、同伴者は基本的に隣同士の席が割り当てられます。
「基本的に」と書いたのは、2人席が空いていない場合もあるためです。しかし、そうしたケースは稀ですので、基本的に有料の座席指定は不要です。
無料の機内手荷物はスーツケースとハンドバック
エアヨーロッパのエコノミークラスでは、無料で機内に持ち込める手荷物はスーツケース1個とハンドバッグ1個です(一部異なる路線あり)。LCCではハンドバッグ1個のみの航空会社が多いので、この点はフルキャリア並みのサービスです。
- キャビンスーツケース(最大56×35×25cm):1人1個まで無料
- ハンドバック(最大20×35×30cm):1人1個まで無料
ちなみに、ブエリング航空では無料で持ち込めるのはハンドバッグ1個のみです。また、ヨーロッパで多くの路線を持つイージージェットもハンドバックだけ。
座席の広さと乗り心地
エアヨーロッパのエコノミークラスの座席の広さ(シートピッチ)は31インチ(約79cm)で標準的です。これはANAやJALと同じ広さです。格安航空会社(LCC)は29インチ(約74cm)が一般的ですので、明かにLCCを超えるサービスです。
シートのクッションも適度で、不満はありませんでした。
フライトの遅延は少ない
エアヨーロッパは明かにフライトの遅延が少ないです。
ヨーロッパのLCCでは遅延が多いことがありますが、エアヨーロッパは比較的遅延が少なく、定時運行率が高いです。私がこれまで搭乗した時は遅延どころか予定よりも早く空港に到着しました。
空港ラウンジはプライオリティパスで代用
口コミや評判でよく言われるのが、エアヨーロッパは自社のラウンジを持っていないことです。一部の空港では他社のラウンジと提携しているものの少数です。したがって、私がエアヨーロッパを使う時は、プライオリティパスで代用しています。
スペイン国内の大半の空港でプライオリティパスが使えるラウンジがあり重宝しています。
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