ミュンヘンとプラハは直線距離で約300km離れています。この機会に両都市を観光したいと考える方も多いでしょう。
この記事では、ミュンヘンからプラハへの移動手段として飛行機、電車、バスの3つを紹介します。
コストパフォーマンスが最も高いのはバス(FlixBus)で、私たちもこの方法で移動しました。後半ではその体験も詳しくお伝えします。
ミュンヘンとプラハの移動距離
ミュンヘンとプラハは、直線距離で約300km離れています。
実はそれほど遠くなく、ミュンヘンはドイツ、プラハはチェコと異なる国であるものの、数時間で移動することが可能です。また、EUのシェンゲン協定加盟国間の移動となり、出入国審査が免除されています。そのため、両都市は移動しやすいです。
そのため、ミュンヘンとプラハの両方を訪れる旅行プランを考える人も多いでしょう。
ミュンヘンからプラハへの移動手段
ミュンヘンとプラハを結ぶ移動手段には、飛行機、電車、バスの3つがあります。各移動手段の所要時間と料金を比較します。
移動手段 | 所要時間(ミュンヘン〜プラハ) | 料金 |
飛行機 | 約50分(実質3〜4時間) | 約150ユーロ〜 |
電車 | 約5時間30分 | 約45ユーロ〜 |
バス | 約5時間 | 約35ユーロ〜 |
飛行機
飛行機での移動は最速ですが、運賃が高く、空港までのアクセスも考慮する必要があります。ミュンヘン空港とプラハ空港間をルフトハンザ航空の直行便が運航しています。
飛行時間は約50分ですが、空港への移動や荷物検査を含めると実際の所要時間は3〜4時間です。運賃は約150ユーロ(約24,000円)と高額です。私たちは高額のため、飛行機での移動は断念しました。
電車
電車での移動は、揺れが少なく座席が広いため快適ですが、所要時間が5時間30分と長いのがデメリットです。ミュンヘンからプラハへはドイツ最大の鉄道会社「DB」の列車が利用できます。高速列車ICEと特急列車ALEXの2種類があり、乗り換えが不要なALEXが便利です。
料金は予約の時期やタイミングによって異なるものの約45ユーロです。後述のバスの方が安かったため、私たちは長距離バスで移動しました。
長距離バス
長距離バスでの移動は、電車よりも所要時間が短く(約4時間50分)、料金が安いのが魅力です。しかし、渋滞による遅延がデメリットです。
車内の揺れを心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、ミュンヘンからプラハはしっかりと舗装された高速道路が走っています。急カーブなどもないため、思ったよりも揺れは少なかったです。
利用できるバスは、DBの長距離バス「InterCity Bus」か、欧州最大のバス会社「FlixBus」です。InterCity Busは本数が少ないため、多くの人がFlixBusを利用することとなります。
我が家も例に漏れず、FlixBusで移動しました。
旅行なら長距離バス(Flixbus)での移動のすすめ!
結論として、ミュンヘンからプラハへの移動には、長距離バス(FlixBus)が最もコストパフォーマンスに優れています。
スーツケース1個まで無料で持ち込み可能で、車内には電源とWiFiも完備されています。さらに、バスターミナルはミュンヘン中央駅近くでアクセスが便利です。
まさに、良いことづくめです!ここからは、FlixBusを使った移動について詳しく紹介します。
チケットの予約方法
バスチケットは事前にインターネットで予約できます。FlixBusの公式サイトから日時と行き先を指定して購入してください。
クレジットカードでの支払いが可能で、予約時に窓側や通路側などの座席指定もできます。支払い完了後にメールでQRコードが送られてくるので、搭乗時に運転手にQRコードを見せるだけです。
バスターミナルの様子
当日は、ミュンヘン中央駅近くのバスターミナルに向かいます。ミュンヘン中央駅から歩いても行けますが、スーツケースなど重いものを持っていると思いますので、最寄駅のMünchen Hackerbrucke駅へ向かいましょう。
バスターミナルの住所:Arnulfstraße 21, 80335 München, Germany
(クリックするとGoogleMapが開きます)
バスターミナルは2階建てで、1階がバスの発着所、2階が小さなショッピングモールになっています。カフェとマクドナルドが入っており、我が家はマクドナルドで朝食をいただきました。
なお、トイレは1階にあり、有料(50ユーロセント/人)でした。現金のみでしたので、忘れないようにご注意ください。
時間が近づいたら、1階に降りて行きます。FlixBusの目印は緑色の車体です。ただし、複数のFlixBusが数十分感覚で様々な都市へ向けて出発していますので、乗るべくバスを間違えないようにご注意ください。
バスが到着したら、運転手にQRコードを見せてスーツケースを預けます。車内は広々としており、座席もゆったりしているため、快適に過ごせました。
バス車内の様子
移動中は、WiFiを利用してインターネットを楽しめますし、充電用の電源もあるのでスマートフォンやパソコンを使うのに困りません。また、車内にトイレも設置されていました。
掃除もしっかりとされていて、とても快適な移動でした。
トイレ休憩
FlixBusでミュンヘンとプラハの間を移動する場合、途中でトイレ休憩があります。休憩場所は決まっていて、ドイツとチェコの国境近くの駐車場です。
駐車場の住所:92714, Unnamed Road, 92714 Pleystein, Germany
(クリックするとGoogleマップが開きます)
なお、トイレのみのサービスエリアで売店などはありませんでした。また、トイレも無料で使えるものの、あまり綺麗とは言えません(泣)。
到着地の様子
到着後、プラハの中心部までのアクセスも良好です。FlixBusはプラハ中央駅かバスターミナルに停車します。旅行者にとってはプラハ中央駅の方が観光地へアクセスしやすく、おすすめです。私たちもプラハ中央駅で降りました。
プラハ中央駅:Wilsonova 300/8, 120 00 Vinohrady, Czech Republic
バスターミナル:Křižíkova 279, 186 00 Karlín, Czech Republic
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