日本でAirTagを預け荷物に入れることは禁止だった

ロストバゲージ対策としてAirTagを飛行機の預け荷物に入れることは禁止 海外旅行

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Appleの紛失防止タグAirTag(エアタグ)は、海外旅行でも大活躍します!AirTagを預け荷物やスーツケースに入れておくことで、場所が確認できてロストバゲージ対策となります。

日本では最近までAIrTagをスーツケースに入れることが禁止されていましたが、2023年4月に国交省の告示が改正・施行され、AirTagの使用が許可されました。これにより、電源を入れた状態での機内持ち込み、預け荷物への入れ込みの両方が許されています。

ここでは、JAL、ANAの事例とともにAirTagの使用ルールについて解説していきます。

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  • AirTag(エアタグ)をロストバゲージ対策としてスーツケースに入れることは、以前は禁止でしたが、現在はルール改正に伴い、ANA、JALともに可能!
  • 旅行にはBelkinのAirTagケースが耐久性や安全性の観点でおすすめ!

旅行で大活躍の紛失防止タグAirTag(エアタグ)

旅行でのAirTagの活用法

旅行では、荷物や貴重品を紛失するリスクが高まります。そんな時にAirTagが大活躍します。私が旅行する際の使い方をいくつかご紹介します。

使用例:リュックの中に入れておく

旅行先で観光するとき、パスポートや財布などをリュックに入れて持ち歩く人は多いと思います。しかし、万が一立ち寄った美術館やレストランでリュックを置き忘れたり盗まれたりしたら大変です。

そこで、Appleの紛失防止タグAirTagの出番です。AirTagをリュックやカバンの中に入れておけば、iPhoneの「探す」アプリで位置情報を確認でき、手元から離れると通知が届く仕組みです。さらに、AirTagを鳴らして知らせることもできます。

使用例:レンタカーの車内に入れておく

レンタカーを駐車場のどこに停めたか忘れてしまった経験がある人も多いはずです。次回は気をつけようと思うのですが、また失敗してしまうこともあります。

そこでレンタカーの中にAirTagを入れておくことをおすすめします。駐車場で自分が停めた場所を忘れてしまっても、iPhoneを確認するだけで車の場所がすぐにわかります。

使用例:スーツケースの中に入れておく

旅行では、スーツケースに荷物を詰め込みます。しかし、スーツケースは空港で預けたり、ホテルで預かってもらったりすることが多いです。そのときにスーツケースが紛失したり、間違えられたりする可能性があります。そこで、AirTagをスーツケースの中に入れておくわけです。

日本ではこれまでAirTagをスーツケースに入れて飛行機の預け荷物とすることが禁止されていましたが、現在は解禁されています。

AirTagを購入するならApple公式サイトよりAmazon

Appleの紛失防止タグAirTagを購入するならAmazonがおすすめです。Apple公式サイトでは1個4,980円で販売されていますが、Amazonだともっと安く買えます。

日本でAirTagを飛行機の預け荷物に入れるのは禁止⇨解禁

これまで、日本ではAirTagをスーツケースに入れて飛行機の預け入れ荷物することが禁止されていました。しかし、2023年4月の省令改正に伴い、現在は国際線や国内線を問わず、電源を入れた状態での預け入れが可能となっています。

海外ではルフトハンザ航空を先駆けとして日本より前にAirTagのスーツケースでの預け入れが解禁されています。

ここではJALとANAのAirTag(エアタグ)に関するルールを探っていきます。

JALのHPにおけるAirTag持ち込みルール

まずは、JALにおけるAirTagのルール案内です。現在は、国内線、国際線ともにAirTag(エアタグ)を電源オンのままで機内、預け入れ荷物としての持ち込みが可能です

AirTag解禁前のルール(2023年3月時点)

リチウム電池、リチウムイオン電池が内蔵されたトラッキングデバイス(位置情報を提供する電子機器) 電源OFFにできないもの、電池が取り外せないものについては預け入れすることができません。

JAL:制限のあるお手荷物

日本航空のHPで手荷物に関する規定を確認すると、位置情報を提供する電子機器の使用が明確に禁止されていました。しかも、国内線、国際線のどちらのページにも記載があります。

AirTag解禁後のルール(2024年7月時点)

トラッキングデバイス(位置情報を提供する電子機器)
Bluetooth電波を使用し、位置情報を追跡する電子機器は電源ONのまま機内持ち込み、お預かりどちらも可能です。
*リチウム含有量が0.3g以下のリチウム電池またはワット時定格量が2.7Wh以下のリチウムイオン電池を使用しているものに限ります。

JAL:(国内線)特にお問い合わせの多い危険物の代表例
JAL:(国際線)特にお問い合わせの多い危険物の代表例

JALでは「トラッキングデバイス」でリチウム含有量が0.3g以下またはワット時定格量2.7W以下のリチウムイオン電池を使っているトラッキングデバイスは、電源をONにしたまま預け入れが可能です。

AppleのAirTagはこの条件を満たします

AirTagはリチウム含有量が0.3g以下

Appleの紛失防止タグAirTagはコイン型リチウム電池のCR2032で動作します。このボタン電池は懐かしいですよね。「たまごっち」や「デジモン」にも使われていました。

さて、CR2032のリチウム含有量は平均して0.07gです。国交省の改正後の告示に基づくと、リチウム含有量0.3g以下の電子機器は電源をOFFにすることなく、機内持ち込み、預け入れが認められています。従って、AirTag(エアタグ)も持ち込みが許されます。

省令改正前の以前のルールでも持ち込みは可能でしたが、本体の電源を完全に切ることが条件でした。

AirTagから電池を取り外して電源をオフにした様子
AirTagから電池を取り外して電源をオフにした様子

ANAのHPにおけるAirTag持ち込みの案内

次にANAにおけるAirTagに関する持ち込みルールです。

AirTag解禁前のルール(2023年6月時点)

電子機器本体

リチウム金属電池はリチウム含有量が2g以下のもの、またはリチウムイオン電池(バッテリー)はワット時定格量が160Wh以下のものは機内持ち込み、お預けともに可能です。
本体の電源を完全にお切りください(スリープモード不可)

ANA:リチウム電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器

AirTagは本体の電源を切ることを条件に機内持ち込みや預け入れ手荷物に入れることが許容されていました。しかし、前述の通り、電源を切ってしまったら位置情報を発信しなくなるので意味がありません。

AirTag解禁後のルール(2024年7月現在)

ANAの「よくある問い合わせ」に「リチウムイオン電池が内蔵された一般電子機器・モバイルバッテリーの取り扱いについて」という項目があり、ここにAirTagを預け荷物へ入れることが可能な旨、記載されています。

<補足>
リチウム含有量の合計が0.3g以下のリチウム金属電池又はワット時定格量の合計が2.7Wh以下のリチウムイオン電池を内蔵するものに限り、電源ONのまま機内持ち込み・お預けともに可能です。
(ただし、通信用の電波を発信する状態の電子機器については、出力される電波が100ミリワット以下のものに限ります)
例)Bluetooth電波を使用したトラッキングデバイス(位置情報を提供する電子機器)

【国内・国際線/海外ツアー】リチウムイオン電池が内蔵された一般電子機器・モバイルバッテリーの取り扱いについて

AirTagは補足に記載されている通り、この条件を満たすため、ANAでも電源オンのままで預け荷物へ入れることが許容されています。

ご参考:産経新聞の紛失防止タグの使用に関する報道

2023年3月9日付けの産経新聞において、国交省が航空法に基づく告示を改正してAirTagなどの紛失防止タグの使用を認める方針であることを報道しています。

リンク:産経新聞 航空預け荷物、紛失防止タグ使用OKに4月にも解禁

実際に4月中旬に国交省の告示は改正、施行されました。

旅行にはBelkinのAirTagケースがおすすめ!

AirTagそのものはキーホルダーや紐は付いていないため、ケースを付けた方が持ち運びが便利です。

どんなケースでも良いですが、私のおすすめはBelkinのAirTagキーケース。シンプルなデザインでスッキリ見えるし、耐久性も素晴らしく、しっかりと保護してくれるので重宝しています。

飛行機の機内を快適に過ごすためのおすすめ便利グッズ
海外旅行や海外出張が多かった私が機内で快適に過ごすために持ち込んでいる、おすすめのグッズを紹介します。機内では寝るための枕やフライトソックス、スリッパ、耳栓、歯磨きセット、Bluetoothトランスミッターがあるとビジネスクラス並みに快適な環境が期待できます。

コメント

  1. たかはしかつや より:

    たしかに、国交省の告示データベースはアップデートをサボってますね。
    令和5年4月24日の官報(号外 第87号)の「航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示の一部を改正する件」(国土交通三八六)で、国内法も即日解禁されてます。
    これに先立ち国際ルールでは、告示の基になるICAOが3/27, 現場マニュアルのIATAも3/31に改正文書を出してます。

    国交省, JALなどによる各種コンテンツの修正は間に合っていないようで、この件が反映された日本語情報は見かけた記憶が無いですね。海外も大部分は似たようなものですが、シンガポール航空局の手引書とかでは反映してるのを見た記憶が。

    • タカタカ タカタカ より:

      ありがとうございます!!!
      てっきり告示DBと国交省のリリース関係を定期確認していれば良いと思っていました。お恥ずかしい・・・。

      確かに4/24付け官報に載ってますね!
      近々、飛行機に乗る予定があったので航空会社に聞いたところ、旧ルールの回答でした。
      まだ現場には反映されていないといった感じかもしれません・・・。でも解禁まであと僅か!といった感じがします。

  2. 通りすがり より:

    11月21日現在だと、ANAも補足事項でトラッキングデバイス(AIRTAG,SMARTTAG等)の預け入れが許可されてされてますねぇ。

    https://ana-support.my.site.com/jajp/s/article/answers6174ja

    • タカタカ タカタカ より:

      ありがとうございます!!!
      ANAはこのまま「トラッキングデバイス」という言葉でのルール記載はしてくれないのかと思っていました。
      まさかのQ&Aの補足事項に明記されていたとは。

      ブログも書き直したいと思います。ご指摘本当にありがとうございます!

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