ドイツのサウナでおすすめしたいのが「ホルステンテルメ(Holsten Therme)」。
このサウナ施設は、ドイツのハンブルクから電車で1時間30分ほど離れたところに位置しており、サウナのテーマパーク!といっても過言ではありません。
今回、ドイツのサウナ施設「ホルステンテルメ」に宿泊付で行ってきたので、ご紹介します。
(公式HPはこちら)
次の質問に答えられるような個人ブログ記事を目指して書いています。
少しでも参考になりましたら幸いです。
- ドイツのサウナって混浴なの?
- ヨーロッパではアンダーヘアの処理をしているって聞いたけど?
- 持ち物は?水着は着用不可?
- ドイツでのサウナのマナーは?
- ロウリュはできるの?
- アウフグースはあるの?
- 水風呂は?
- 外気浴はできる?
- 水分補給の方法は?
なお、今回のハンブルク旅行の全体像は下の記事をご覧ください。
ドイツのサウナに入るなら知っておきたいマナー
ドイツのサウナに入るなら知っておいて損はない、現地のサウナでのマナーをご紹介します。
裸で混浴、水着着用は不可のサウナがほとんどです
ドイツのサウナは基本的に混浴です。加えて水着の着用を不可としている施設がほとんどです。
「水着を着なくても良いよ!」ということではなく「水着の着用禁止!」です。
従って、当たり前ですが、水着を着ていると怒られます。
日本人からすると非常に違和感がありますが、ドイツ人からすると、それが至って普通の感覚です。
裸でしかも混浴というのは、日本人にとって簡単に慣れるものではありません。
しかし、「郷に入ったら郷に従え」で、慣れるしかありません。
なお、今回ご紹介する「ホルステンテルメ(Holsten Therme)」では、サウナ施設の他に、子供も遊べるウォーターパークが併設されています。このウォーターパークでは水着の着用必須です。
アソコの毛の処理は?みんな脱毛しているの?
脇毛、すね毛、アソコの毛、胸毛、ドイツでは全ての毛を剃るのが一般的です。
別に剃っていないからと言って入館を断られることはありません。
しかし、ある意味で目立ってしまうかもしれません。
実際に「ホルステンテルメ(Holsten Therme)」では、ジロジロ見ていたわけではないですが、目に入る限りにおいて、ほとんどの人が脱毛している印象です。
私も「郷に入れば郷に従え」スタイルで、泣く泣く今回のサウナのためだけに、ブラウンのボディトリマーを購入して、全身の毛を剃ってツルリンパしました(笑)
私にとって初めてのムダ毛処理でしたが、こういうボディグルーマーを使うと、安心して剃ることができるのでおすすめです。
持ち物は①大きいタオル、②ビーチサンダル、③バスローブ、④水着
ドイツのサウナを楽しむ上で必須の持ち物は、①大きいタオル、②ビーチサンダル、③バスローブです。
なお、今回ご紹介する「ホルステンテルメ(Holsten Therme)」では、子供も遊べるウォーターパークが併設されています。
ウォーターパークは水着の着用必須ですので、ウォーターパークで遊ぶ場合は④水着も持っていきましょう。
①大きいタオル
ドイツのサウナでは、日本のサウナと異なり、サウナ室にサウナマットが敷き詰められたりはしません。
恐らく日本のサウナが独特で、ドイツの他にもイギリスやフィンランド、エストニアのサウナも行ったことがありますが、タオルが敷き詰められているサウナは1つもありませんでした。
タオルが敷き詰められていない代わりに、自分の大きいタオルを持っていくこととなります。その大きいタオルを木に敷くことで、自分の汗で汚さないようにするわけです。
ちなみにお尻だけでなく、足が付く部分にもタオルを敷くのがマナーです。
②ビーチサンダル
海外のサウナではビーチサンダル必須です。
裸足で歩くこともできますが、今回訪れた「Holsten Therme」ではいわゆる、広いお庭の中に7つのサウナが設置されていますので、サンダルがないと足が痛いです。
今の所、私が経験した海外のサウナでビーチサンダルが持参物に含まれていなかったサウナは1個もありません。
海外のサウナに行くときは、必ずビーチサンダルを持っていくようにしましょう。
③バスローブ
サウナ室は裸で入りますが、サウナ室から出た後はバスローブを着て移動することになります。
例えば、サウナ室から更衣室やレストラン、休憩スペース等。
裸なのは、あくまでサウナ室とシャワーのところだけです。
それ以外の場所ではバスローブを羽織るようにしましょう。
今回行った「Holsten Therme」でも以下の通り、注意書きがありました。
④水着
水着は念の為に持っていくことをおすすめします。
例えば、今回の「Holsten Therme」ではサウナエリアは水着着用禁止であるものの、ウォーターパークエリアは水着着用必須です。
サウナでととのい過ぎて、少し休憩したいという場合にウォーターパークで遊ぶかもしれませんし、一応持っていって損はないと思います。
我が家も「Holsten Therme」に行くに当たり、水着は念の為に持っていきました。まぁ、結局は使わなかったんですけどね。
Holsten Thermeの基本情報
ここからは、今回訪れた「Holsten Therme」についてです。
我が家は宿泊・夕食付きのプランで行きましたので、ホテルの様子についてもご紹介していきます。
場所・住所
住所:Norderstraße 8, 24568 Kaltenkirchen, Germany(クリックでGoogle Mapが開きます)
最寄りはHolstentherme駅です。この施設のために作られた専用駅で、駅を出ると目の前です。
営業日・営業時間
2022年6月時点の情報です。
- 月曜〜木曜:午前10時〜午後22時
- 金曜・土曜:午前10時〜午後22時30分
- 日曜:午前10時〜午後22時
但し、イベントや施設のメンテナンス等で休業になることがあるため、必ず公式HPにて最新の営業日・営業時間をご確認ください。
入館料
2022年6月時点の情報です。最近はインフレや原油の高騰等で料金が変わりやすいですので、必ず公式HPにて最新の料金をご確認ください。なお、クレジットカード払い可能です。
- 2時間:19.20ユーロ
- 3時間:21.70ユーロ
- 4時間:23.50ユーロ
- 1日:26.50ユーロ
宿泊について
「Holsten Therme」のように都心から離れたリゾートだと、我々のような旅行者にとって困るのが宿泊場所。
日頃のストレスから開放されてリラックスするために行ったのに、帰り道が2時間!ってことになってしまうと全くリラックスできません。
この点、「Holsten Therme」では施設の真横に「Hotel Dreiklang Business & Spa Resort」ホテルが併設されています。サウナパーク入館券付きのプランもありますので、こちらに宿泊するのがおすすめです。
ドイツのサウナ「ホルステンテルメ(Holsten Therme)」は控えめに言って最高のサウナ施設でした
ここからは我が家の旅行体験記チックに今回のサウナ旅を紹介していきます。
我が家では、ハンブルク空港に降り立ち、ミニチュアワンダーランドに立ち寄った後に「HolstenTherme」に向かいました。ハンブルクの都心から電車で4回乗り継いで、大体1時間40分程度かかりました。
思った以上に自然に囲まれた場所に位置しているようで、下の写真は、途中のUlzburg-Süd駅のプラットホームから撮影したものです。
この時点で、我が家の期待感はマックスです。自然に囲まれていて、凄くリラックスできそうです。
施設はHolstentherme駅から降りて目と鼻の先
電車に揺られること2時間弱。無事に「Holstenthrme」駅につきました。
この駅で降りる人は全員、スパ施設目当てです。駅で降りると目の鼻の先にサウナ施設が見えてきます。
真横に併設されたHotel Dreiklang Business & Spa Resort
ミニチュアワンダーランドで遊び尽くした後だったので、着いたのは夜の7時過ぎ。
今日はサウナには入らずにそのまま「Holsten Therme」に併設されているホテル「Hotel Dreiklang Business & Spa Resort」にチェックインしました。
ホテルの部屋は清潔感に溢れていて大満足
こちらのホテル、思っていたよりも宿泊料金が安くて不安だったのですが、清潔感に溢れているし広いしで素晴らしいお部屋でした。
我が家はサウナ目的でしたので、スパ施設への入館券付き、夕食・朝食付きのプランでの予約です部屋にはスパ施設で使うための大きいバスタオルやバスローブなどのスパセットが既に用意されており、至れり尽くせりでした。感動!!!
オープンと同時にサウナのワンダーランドへ
翌日はオープンと同時に「HolstenTherme」へ。ホテルの宿泊者専用の渡り廊下から行くことができます。
ちなみに、我が家は私服だったのですが、周りの宿泊者は部屋で既にシャワーも浴びていて、バスローブに着替える等、臨戦態勢でした。
施設に行ってから着替えるよりも部屋で着替えてしまうほうが圧倒的に楽だと思います。
なお、施設へ入館するときや食事、ドリンクを注文するときは全てリストバンドで行います。料金もホテルをチェックアウトする時に纏めて支払うことになります。
一応、サウナ施設に貴重品入れがありますが、お財布などは持っていかなくて大丈夫です。
7つのサウナとプールが用意されていてまさに大人の楽園でした
「Holsten Therme」では7つのサウナとプールが用意されています。サウナエリアは「Sauna World」という名称になっており、世界各地をテーマにしたサウナになっています。夫々で温度設定も異なりますので、自分の好みに合ったサウナに入ることができます。
- アフリカ(Kalahari-Sauna)・・・65度
- 日本(Shitau Meditation Sauna)・・・75度
- ヒマラヤ(Salt Mine Sauna)・・・85度
- 南洋(Pengalaman Sauna)・・・95度
- フィンランド(Suomi Ground Sauna)・・・100度
- メキシコ(Adventure Sauna)・・・95度
- ラ・マンモス(Oriental Luxury Spa)・・・常温
いずれも夫々の地域の雰囲気にあった素晴らしいサウナでした。
ちなみに、下の写真は日本(Shitau Meditation Sauna)です。
窓から日本庭園が見え、日本が懐かしくなりました。サウナで身体を温めた後はバスローブを羽織ってこんなお庭を散策したり、少なくとも50脚はある「ととのいチェア」に寝そべったりして外気浴ができます。
正直、マイナスイオンが感じられて最高の外気浴でした!
ちなみに、一番巨大なサウナはメキシコ(Adventure Sauna)です。これ、何人収容できるんだろうかというぐらいに巨大なサ室でした。
1時間毎にアウフグースがある
毎時0分丁度にアウフグースを受けることができます。
ヒマラヤサウナだったりメキシコサウナだったりと、毎回アウフグースが行われる場所は異なり、夫々のアウフグースによって熱さ具合も違いました。
昔、ドイツやオランダのアウフグースはそこまで熱くならないと聞いたことがあるのですが、こちらの「Holsten Therme」のアウフグースは、サウナストーブにお水をかけたり氷を入れたりと十分な熱さが楽しめました。
裸男女混浴の実際の様子
さて、皆さんが一番気にするのが「Holsten Therme」での裸男女混浴の実情かと思います。
まず、女性が少ないとか、男性ばかりということは全くないです。年齢層は20代〜60代まで幅広く、男性も女性も半々といった感じでした。
夫婦やカップルで来られている方やお友達同士で来られている方等、様々です。
公式HPを見るとタオルを身体に巻いてサウナ室に入る印象を持っていましたが、実際はタオルも身体に巻かず、本当にスッポンポンの状態で入られている方ばかりでした。
これ、ちょっと男性としては困ります。が、やはり文化の違いなんでしょう。特にジロジロ見る方もいませんし、ジロジロ見たりしないのがマナーです。
ちなみに、サウナ室を出てシャワーを浴びた後は、皆さんバスローブを纏っていました(運営側も外気浴の際はバスローブを着るように!と言っています)。食事ができるスペースもあるのですが、そちらでは、もちろんバスローブを羽織っていました。
私は男性ですので、男性の毛の処理事情についてお話すると、じっくり見たわけではないですが、やはり全身の毛を確りと剃られている方がほとんどでした。
中には、海外からの観光客と思われる人で剃っていない方も見受けられましたが、剃るのがやはりマナーのようです。
終わりに:自然に囲まれた静かな環境でリラックスできるサウナでした
私が行ったのは日曜日でしたが、人も多くなく、自然に囲まれていてすごく静かでした。外気浴の際の気温も素晴らしかったです。
ぜひぜひ、ドイツのハンブルクを訪れた際は「Holsten Thrme」で日々のストレスから開放されて1日中サウナに入り浸ってみてはいかがでしょうか。
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