フィンランドのヘルシンキにある、海に入れるサウナ、Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)。
ガイドブックで頻繁に紹介される有名な観光サウナスポットです。水風呂の代わりにバルト海に入れる点が特徴で事前予約制のためスムーズに利用できます。フィンランドのサウナ旅行で往訪必須のサウナ施設の1つです。
「手ぶらでサウナを楽しみたい人」や「フィンランドならではのスモークサウナを体験したい人」にお勧めです。冷たい海と涼しい風で素晴らしい「ととのい」を体験できました。
- スタイリッシュな観光客向けのサウナ施設で男女混浴の水着着用!
- 薪サウナとスモークサウナの2種類があり、スモークサウナは体験必須!
- 世界中から観光客が訪れる人気スポットのため、事前のオンライン予約が必須!
フィンランドの人気サウナ:Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)
Loyly(ロウリュ ヘルシンキ)はヘルシンキの中心部にあり、アクセスの利便性が抜群のサウナ施設です。
住所・場所
住所:Hernesaarenranta 4, 00150 Helsinki, Finland
(クリックするとGoogle Mapが開きます)
おすすめの行き方は路面電車(トラム)です。もちろんタクシーも利用可能ですが、路面電車の方が料金が安くて便利です。なお、無料駐車場が施設の隣にあります。
営業日・営業時間
2024年8月時点の営業時間は次の通りです。訪問前に必ず公式HPにて最新情報をご確認ください。
フィンランドの公衆サウナは夕方から営業を開始する施設が多いです。その中で、Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)は珍しく午前中から営業しています。ヘルシンキで効率的にサウナを巡るなら、午前中かお昼過ぎの早い時間帯での往訪をお勧めします。
Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)の予約方法
「Loÿly/ロウリュ ヘルシンキ」は政府も推奨する観光スポットで、世界中から観光客が訪れます。施設は人数制限があり、予約が必要です。公式HPから早めに予約することをおすすめします。
私たちは3日前に予約しましたが、ほとんど埋まっていました。遅くとも1週間前、できれば3週間前に予約するのが理想です。お支払いはクレジットカードで、予約した時間の24時間前まで無料でキャンセルできます。
サウナの利用料金
- €25 / 2時間制
ロウリュヘルシンキは2時間制です。サウナの利用料金に、バスタオル、サウナシート、シャワー時のシャンプーと洗剤が含まれています。したがって、手ぶらで訪れることもできます。
持ち物は水着とビーチサンダルが必須!
Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)は男女混浴の施設で、水着の着用が必要です。受付で水着を€8でレンタルできるものの、持参することをお勧めします。
あと、外を歩き回るので、ビーチサンダルの持参を強くおすすめします。更に、サウナハットがあっても良いと思いました。
飲み物の持込は禁止
Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)は営業ライセンスの都合で、飲み物の持ち込みが禁止されています。ただし、受付でアルコール飲料やソフトドリンク、スナックを購入して休憩スペースで食べられます。
また、水分補給用のお水は無料で飲み放題です。フィンランドは水質が非常に良い国の1つですので、水道水も安全に飲用できます。
ロウリュ ヘルシンキ:海での冷水浴とスモークサウナは体験必須!
Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)のサウナ体験記です。夏と冬に訪れていますので、それぞれの季節の雰囲気についても言及できればと思います。
多くの賞を受賞しているスタイリッシュな建物
フィンランドのLoÿly(ロウリュ ヘルシンキ)は2018年にTime誌の「the World’s 100 Greatest Places」に選ばれた有名観光スポットです。2016年のオープン以来、多くの観光客が訪れており、その独創的な建物は多くの賞を受賞しています。
軽食やお酒も飲めるカフェが併設
店内にはカフェがあり、軽食やお酒も楽しめます。サウナだけでなく、カフェを目的に訪れる観光客も多いです。サウナの後の休憩や食事にもおすすめです。フィンランドではシナモンロールが有名です。ぜひ、食べてみてください。
サウナの受付は建物に入って左側
Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)の建物に入って左側に進むとサウナエリアの入り口が見えてきます。ジャケットやシューズは入り口の前のクローゼットに収納します。小さなスーツケースも収納できます。貴重品は鍵付きのロッカーが中にあるので、そのまま持っていきましょう。
受付で予約時のメールを見せて、バスタオルやサウナシートをもらいます。余談ですが、受付の前にあるサウナストーブ型のビールサーバーが可愛かったです。
更衣室とシャワーは男女別になっており、鍵付きのロッカーが使えます。
サウナは薪サウナとスモークサウナの2種類
Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)では薪サウナとスモークサウナの2種類が楽しめます。どちらも一度に20名ほどが座れるほどの大きさです。おすすめはスモークサウナです。薪サウナは温度が少しマイルドなので、スモークサウナで疲れたら薪サウナに入ると良いと思います。
事前の予約により人数がしっかりとコントロールされているので、サウナ室に入れずに待ち時間が発生することはありませんでした。2時間しっかりと好きなだけサウナに入ることができます。
スモークサウナは、煙突がなく、サウナストーブに火を入れるとサウナ室が煙で真っ黒に煤けます。そしてサウナストーンが十分に熱くなったら火を止めて中の煙を外に出します。以降は予熱でサウナを楽しむんですが、数トンのサウナストーンを積んでいるため、サウナは8時間近く熱い状態が続きます。
サウナ室ではスモークの燻った香りが感じられて、身体に煤が着くこともあります。ぜひ、スモークサウナでフィンランドならではの体験をしてみてください。
なお、Loÿly(ロウリュ ヘルシンキ)ではセルフロウリュができます。火が止まっているとは思えないほど熱い水蒸気が身体を襲ってきます。かなり熱いのでサウナハットを持参しても良いと思います。
サウナの後はバルト海に身体を沈めて冷水浴!
サウナで身体が熱々になった後は、ぜひバルト海に入ってみてください。ヘルシンキには多くの公衆サウナがありますが、海入れるサウナは少なく片手で数えるほどしかありません。
夏でも海水温はとても低くて、とっても気持ちよかったです。なお、波が強いため泳ぐことは禁止されています。手すりから離れないようにお気をつけください。
ちなみに、海水そのものはお世辞にも綺麗とは言えませんでした(笑)。
なお、シャワーも用意されています。バケツシャワーもあり、とても冷たくて良かったですよ。
バルト海を眺めながらの外気浴が気持ちいい
熱いサウナと冷たい水風呂を楽しんだ後は、外気浴です。ととのいチェアもあり、バルト海を眺めながら外気浴を楽しめます。海に面しているため、風も強くて、とても気持ちよかったです。
なお、外気浴用のイスは十分にありました。
寒い冬などは、室内で休むこともできます。暖炉にあたりながら会話を楽しむ人もたくさんいました。なお、暖炉の横に水分補給用のコップが置かれており、誰でも自由に水道水を飲むことができます。
冬のLoÿly(ロウリュ ヘルシンキ)も楽しい!
冬のLoÿly(ロウリュ ヘルシンキ)も夏とは違った雰囲気があり楽しいです。
私が訪れた時は12月下旬で、外気温はマイナス4度、風が強くて体感温度はマイナス11度!施設に辿り着く前から凍えそうでした(笑)
夏とは違った雰囲気のテラス
冬のテラスはこんな感じです。ところどころ凍っていて歩いているだけで足から冷えてきます。冬場にロウリュを訪れるなら、ビーチサンダルは必ず持っていきましょう!足が凍りついてしまいます。
凍結知らずのバルト海
冬場でもバルト海は凍っていませんでした。ただ、海に面しているので風が強いのが難点。12月下旬の海の水温はたったの3度でした。サウナの熱さとバルト海の寒さのコントラストで最高に整えました!
ちなみに海から上がったら外気浴と思いましたが、風が冷たすぎて断念、早々に建物の中へ退避しました(笑)
冬はサーモンスープが美味しい!
Loyly(ロウリュヘルシンキ)の併設カフェでの食事もお勧めです。特にお勧めしたいのが、サーモンスープ。
具がたっぷりと入っていて身体がポカポカと温まります。サウナ後のサ飯としておすすめです!
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