プライオリティパス徹底解説:年会費や同伴者料金、ラウンジ情報

プライオリティパスのメリットやデメリット、入手方法、加盟ラウンジや利用方法などを詳しく解説 海外旅行

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月に1回は必ずヨーロッパへ海外旅行をしているタカタカです。旅行や出張で空港を利用する際、快適に待ち時間を過ごしたいと思ったことはありませんか?そんな時に役立つのが空港ラウンジを利用できるプライオリティパスです。

この記事では、プライオリティパスのメリットやデメリット、加盟ラウンジや利用方法などを詳しく解説します。

  • プライオリティパスなら、航空会社の上級会員でなくてもラウンジが利用可能!
  • 海外だけでなく日本の国内線でも使えるラウンジあり!
  • 公式サイトよりもクレジットカードの付帯サービスで申し込むのがお得!(最安は年会費11,000円の楽天プレミアムカード!)

プライオリティパスのメリット

プライオリティパスがあれば、エコノミークラスやLCC(格安航空会社)でも提携空港ラウンジに入れます。ここでは、プライオリティパスの魅力的なサービス内容を紹介します。

手軽に空港ラウンジが使える

プライオリティパスの最大のメリットは空港ラウンジが無料で使えることです。通常、ラウンジを利用するには航空会社の上級会員資格が必要ですが、プライオリティパスなら資格なしで提携ラウンジが利用できます。

空港ラウンジでできること

空港ラウンジに行ったことがない人も多くいると思うので、どういったものか簡単に紹介します。

空港ラウンジとは、国内外の主要空港に設置されている待合室のこと。多くの人で混み合う一般の待合ロビーとは異なり、ソファや仕事ができるデスクなど一定の個人空間が確保されています。

空港ラウンジの中の様子
空港ラウンジの中の様子(一例)

加えて、無線LAN(Wi-Fi)などの通信環境が整っており、ソフトドリンクやお酒、軽食が無料で提供されています。ラウンジによってはシャワーが使える所もあります。

空港ラウンジは、フライトの長旅に備えて、ゆったりとリラックスできるラグジュアリーな待合室になっています。

空港ラウンジで提供されている軽食の一例
空港ラウンジで提供されている軽食の一例

世界148国、600以上の都市で利用可能

地球

プライオリティパスは、世界148カ国、600以上の都市で利用可能(2024年6月時点)。

海外の空港だけでなく、日本国内の成田空港やセントレア、関西国際空港でも利用できます。

レストランでの割引サービス

レストラン

プライオリティパスは、空港内のレストランで割引サービスも受けられます。日本では3,000円、海外では30ドル程度の割引が受けられ、空港内の飲食店で特典を活用して美味しい食事を楽しめます。

プライオリティパスのデメリット

一方で、プライオリティパスにも年会費を始めとするデメリットが存在します。以下に主なものを挙げます。

年会費がかかる

年会費

プライオリティパスは、年会費がかかります。年会費は、プランによって異なりますが、一番安いスタンダード会員でも99ドルの年会費が発生します。2024年6月30日時点の為替レート(1ドル161円)で計算すると15,939円です。

ただし、一部のクレジットカードには無料でプライオリティパスが付帯するものがあり、年会費を節約できる場合があります。後ほど、詳しく説明します。

ラウンジ混雑時の利用制限

ラウンジの利用制限

プライオリティパス会員でも、ラウンジが混雑している場合は入室制限がかかることがあります。特にピーク時や祝日などは、航空会社が自社の上級会員を優先するため、利用できないことがあります。早めに空港に到着してラウンジの利用を確保するか、別のラウンジを狙うと良いでしょう。

ラウンジの質にばらつきがある

プライオリティパスで利用できるラウンジの質は空港によって異なります。豪華なラウンジもあれば、シンプルなラウンジもあり、期待外れになることもあります。ラウンジによっては食事すら提供されていないこともあります。

同伴者料金がかかる場合がある

プライオリティパス会員は一人でラウンジを利用できますが、同伴者がいる場合は追加料金が発生します。

同伴者料金はラウンジや空港によって異なりますが、一般的には1人当たり25ドルから35ドル程度です。同伴者が多い場合は費用がかさむため注意が必要です。

なお、クレジットカード付帯のプライオリティパスの中には、同伴者料金をカード会社が負担してくれるものが存在します。後述します。

プライオリティパスの年会費と利用料金

プライオリティパスには、3種類のプランがあり、それぞれ年会費や利用条件が異なります。

プライオリティパスの会員種別と年会費
  1. スタンダード会員(年会費$99):スタンダード会員は、年会費が最も低いです。しかし、ラウンジを利用する際は都度$35の利用料金が発生します。稀にしかラウンジを使わない人向けのプランです。
  2. スタンダード・プラス会員(年会費$329):スタンダード・プラス会員は、年間で10回までのラウンジ利用が無料になります。11回目以降は都度$35の利用料金が発生します。頻繁に空港を利用する方におすすめです。
  3. プレステージ会員(年会費$469):プレステージ会員は、年会費が最も高いですが、無制限でラウンジ利用が可能です。頻繁に空港を利用し、高い年会費が許容範囲内であれば、この会員種別が最適です。

プライオリティパスの年会費は何度か物価上昇に伴う値上げが行われています。
年会費は2018年9月にスタンダード・プラス会員が$249から$299へ、プレステージ会員が$399から$429へ値上げされました。また、ラウンジ利用料金は2022年12月に改定され、$32から$35へ値上げされています。

料金体系スタンダードスタンダードプラスプレステージ
年会費US$99US$329US$469
ラウンジ利用料US$3510回分無料、以降はUS$35無料
同伴者料金US$35US$35US$35
プライオリティパスの会員種別と年会費、ラウンジ利用料(2024年6月時点)

クレジットカード付帯のプライオリティパス

一部のクレジットカードには、プライオリティパスが無料で付帯されています。例えば、楽天プレミアムカードは年会費11,000円でプライオリティパスが付帯。この方法を利用すれば、年会費を節約しながらプライオリティパスの恩恵を受けられます。

プライオリティパスの取得方法

プライオリティパスの発行方法には、主に2つの方法があります。それぞれの方法について詳しく解説していきますので、自分に適した方法でプライオリティパスが入手できるよう検討してみてください。

公式サイトから申し込む

プライオリティパスの公式サイトにアクセスして、会員登録を行うことで、簡単にプライオリティパスが発行できます。

登録に必要な情報は次の通りです。プライオリティパス自体は届くまで1週間ほどの日数がかかります。

しかし、アプリからモバイル会員証が表示できるので、申込み手続き完了後すぐに空港ラウンジを使うことができます。

プライオリティパスの会員種別と年会費
  1. 氏名(英語で入力が必要)
  2. メールアドレス
  3. 生年月日
  4. 電話番号(+81等の国番号も必要)
  5. カードの送付先住所
  6. クレジットカード(年会費と利用料金の支払用)

クレジットカードを活用した加入

クレジットカード

クレジットカード会社を通じてプライオリティパスを取得する方法もあります。この方法では、クレジットカードの年会費にプライオリティパスの年会費が含まれているため、別途年会費を支払う必要がありません。また、旅行保険やその他の特典も同時に受けられます。

例えば、楽天プレミアムカードやアメリカン・エキスプレス・プラチナカードなどが該当します。これらのカードを所有している場合、カード会社のウェブサイトやカスタマーサービスを通じて手続きを行います。

しかもクレジットカードによっては、同伴者のラウンジ利用料金が無料になるカードもあります。更に、仮にラウンジ利用料金が発生したとしても当該クレジットカードに請求されるのでポイントが溜まります。

おすすめのクレジットカード

プライオリティパスが付帯するおすすめのクレジットカードは、次の各要素を考慮して選びましょう。

プライオリティパスが付帯するクレジットカードを選ぶポイント
  1. 当該クレジットカード自体の年会費やポイント還元率
  2. 割引されるプライオリティパスの年会費の金額
  3. 同伴者のラウンジ利用料金
  4. 家族会員におけるプライオリティパスの発行可否
  5. デジタル会員証への対応有無
  6. 当該クレジットカードで入れる国内空港ラウンジの有無

なお、独身なら楽天プレミアムカードが最安でプライオリティパスが手に入るクレジットカードです。
年会費11,000円でプレステージ会員相当のプライオリティパスが無料となります。楽天ポイントも使い勝手が非常に良いですし、楽天ポイントからANAマイルやJALマイルへの交換も可能です。

まさに旅行に適したクレジットカードと言えると思います。

一方で楽天プレミアムカードのデメリットは2つ。

1つはデジタル会員証に対応していないこと、もう1つは同伴者は2人目から円の利用料金が発生することです。ただし、後者は配偶者も楽天プレミアムカードを入手すれば解決できる問題ではあります。

なお、同伴者も無料でラウンジが使えるクレジットカードは、楽天ブラックカードや三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレスカード、JCBザ・クラスなどが挙げられます。

詳細は下の記事をご覧ください。

プライオリティパスのデジタル会員証

プライオリティパスのデジタル会員証
プライオリティパスのデジタル会員証

プライオリティパスは、従来のプラスチック製のカードだけでなく、デジタル会員証も提供しています。デジタル会員証は、専用のアプリをスマートフォンにインストールし、アカウントにログインすることで利用できます。

デジタル会員証の最大のメリットは、いつでもどこでも手軽に利用できること。スマートフォンを持っていれば、会員証を忘れる心配がありません。また、紛失や盗難のリスクも軽減されます。

実は意外と多いんです。プライオリティパスを忘れてしまうこと。旅行のときにしか使わないので存在を忘れてしまうんですよね(笑)。

デジタル会員証の使い方は非常に簡単。プライオリティパスの公式アプリをスマートフォンにインストールし、アカウントにログインします。あとはラウンジを利用する際に、アプリからデジタル会員証を提示し、ラウンジの受付でQRコードをスキャンしてもらうだけです。

但し、一部のラウンジはデジタル会員証に対応していないのでお気をつけください。

日本国内でプライオリティパスが使えるラウンジ紹介

プライオリティパスで入れる空港ラウンジは国際線や海外空港だけだと勘違いしていませんか?実は、日本国内の空港や国内線でもプライオリティパスで入れるラウンジがいくつかあります。

その中には、何と成田空港のANAラウンジも含まれています。

詳細は下の記事をご覧ください。

これらのラウンジでは、快適な空間や充実したサービスが提供されており、国内線や国際線の待ち時間を快適に過ごすことができます。各ラウンジには、無料のWi-Fi、電源、ドリンクやスナック類、リラックスできるシートやソファ、ビジネスエリアなどの設備が整っています。一部のラウンジでは、シャワールームやリフレッシュルームも利用できる場合があります。

それぞれの空港でラウンジの場所や営業時間、提供されているサービスが異なるため、事前に公式アプリやウェブサイトで確認しておくことがおすすめです。また、プライオリティパスを利用して入室できるラウンジは、定期的に変更されることがあります。最新の情報は、公式アプリやウェブサイトで随時確認してください。

これらの日本国内のラウンジだけでなく、世界各地にあるプライオリティパス加盟ラウンジも利用できるため、国際的な旅行者にとっても非常に便利です。プライオリティパスを利用すれば、国内外の空港でストレスフリーな時間を過ごすことができ、旅行や出張をより楽しく快適にすることができます。

ラウンジ一覧とアクセス方法

プライオリティパスを利用することで、世界中の提携ラウンジが利用できます。しかし、どのラウンジが利用できるのか、またアクセス方法などが分からないと、その恩恵を十分に受けられません。

そこで、プライオリティパスの加盟ラウンジ一覧やアクセス方法、滞在時間の制限、公式アプリの使い方について解説します。

プライオリティパスの加盟ラウンジ一覧

プライオリティパスが使えるラウンジの数(2023年4月時点)

プライオリティパスには、世界148カ国、600以上の都市にある空港ラウンジが加盟しています。

各空港で利用できるラウンジは異なります。中にはプライオリティパスが提携しているラウンジが1つもない空港も存在します。

提携ラウンジはプライオリティパスの公式サイトや後述のスマホアプリで調べられます。

新たなラウンジが加盟したり、一部のラウンジが退会することがありますので、旅行の際は毎回提携ラウンジを調べることをおすすめします!

プライオリティパスが使える3種類のラウンジ

プライオリティパスが使えるラウンジは大きく分けて3種類あります。

ラウンジの種類
  • 航空会社が運営するラウンジ
  • カード会社が運営するラウンジ
  • 空港内の提携レストラン

この中で最もラグジュアリーなスペースとなっているのは航空会社が運営するラウンジです。
軽食やお酒の無料提供やシャワーが使えるラウンジが多いです。

カード会社が運営するラウンジは、ゴールドカード等の一部のクレジットカードを保有している方が使えるラウンジです。

個室のような雰囲気は味わえますが、軽食が本当に簡単なものだったり、アルコールは有料となっているラウンジが多いです。

おすすめは、もちろん航空会社が運営するラウンジです。

空港ラウンジの場所とアクセス方法

ラウンジの場所は大きく分けて2通りがあります。
航空会社が運営するラウンジは保安検査後の出発ロビーにあることがほとんどです。

ちなみに一般エリアにあるラウンジは出発時だけでなく到着時も使えます。
長旅を終えた、お疲れ様会として行くのはいかがでしょうか。

空港ラウンジの場所
  • 保安検査前の一般エリア
  • 保安検査後の出発ロビー

ラウンジへのアクセスは、空港内の案内看板に従うのが簡単です。

また、プライオリティパスの公式サイトやスマホアプリでは、ラウンジの詳細情報や行き方を確認できます。こうしたツールを活用することでスムーズに空港ラウンジへ移動できます。

ちなみに、日本の空港に比べて海外の空港の方がラウンジへの案内が丁寧に感じます。
日本ではあまり空港ラウンジを目立たせたくないということでしょうか。

滞在時間の制限

空港ラウンジの滞在時間

プライオリティパスだからといって空港のラウンジが無制限に何時間でも滞在できるわけではありません。ラウンジにより異なりますが、一般的に3時間までの滞在としている施設が多いです。

また、混雑時やピーク時には、滞在時間の制限が厳しくなることがあります。
こちらもプライオリティパスの公式サイトやスマホアプリで確認できます。

子供の空港ラウンジ利用について

子供料金

家族連れでの旅行でラウンジを使いたい人は多いと思います。

ほぼ全ての空港ラウンジで子供も入室することができます。
ただし、子供の利用料金はラウンジにより異なり、12歳まで無料とするラウンジもあれば、6歳以上は有料とするラウンジもあります。

こちらもプライオリティパスの公式サイトやスマホアプリで事前に確認できます。

公式アプリの使い方

プライオリティパスのスマホアプリ

プライオリティパスの公式アプリは、加盟ラウンジの検索やアクセス方法、滞在時間の制限など、ラウンジ利用に関する情報が網羅されています。

また、デジタル会員証もアプリ内に表示されますので、アプリを持っていれば、デジタル会員に対応したラウンジにおいて、物理的なカードなしでラウンジに入れます。

アプリは、iOSおよびAndroidのスマートフォンで利用できます。
アプリをダウンロードした後、登録したメールアドレスとパスワードでログインすることで、会員情報やデジタル会員証を表示できます。

AppStore:Priority Pass公式アプリ
GooglePlay:Priority Pass公式アプリ

プライオリティパスの同伴者利用

プライオリティパスで同伴者がラウンジを利用する場合

プライオリティパスを持っていると、ご家族やご友人と一緒に空港ラウンジを利用できます。
ただし、同伴者の人数や利用料金には制限があるため、注意が必要です。

同伴者の人数制限

プライオリティパスによる同伴者の人数制限は、ラウンジによって異なります。
基本的には同伴者2人まで入れるラウンジが多いです。

また、プライオリティパスの公式サイトに同伴者に関する記載がないラウンジは、同伴者が何人でもOKとしている所が多いと感じました。

同伴者の利用料金

同伴者の利用料金も、ラウンジや会員種別によって異なります。一部のクレジットカードでは、同伴者が無料でラウンジを利用できる特典が提供されていることもあります。

利用料金はラウンジではなくてプライオリティパス側で一律の料金設定としていることが多いです。
ただし、クレジットカード会社で独自の料金設定がされていることもあります。

例えば、公式サイトにおけるプライオリティパスの同伴者利用料金は会員種別毎に次の通りです。

空港ラウンジの場所
  • 保安検査前の一般エリア
  • 保安検査後の出発ロビー

一方で、楽天プレミアムカードでは同伴者のラウンジ利用料金として独自に3,300円(税込み)と設定しています。ちなみに、アメックスグリーンカード(一番年会費が低いカード)では同伴者利用料金は1人$32となっています。

プライオリティパスによる航空ラウンジ体験記

プライオリティパスがあると本当に旅行が楽しくなります。
実際に空港ラウンジの体験記を書いていますので、よろしければご覧ください。

空港ラウンジの雰囲気が伝われば幸いです。

リンク:空港ラウンジ体験記一覧

まとめ

初めて空港を利用する方にも分かりやすく、プライオリティパスについて解説しました。

メリットやデメリット、年会費や利用料金、加盟ラウンジの一覧とアクセス方法など、様々な情報をご紹介しました。プライオリティパスを上手に活用すれば、空港での待ち時間がぐっと快適になります。

ぜひこの機会に、プライオリティパスを取得して、快適に空港で過ごしましょう。国内外の旅行がより楽しく、充実したものになること間違いなしです!

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