「仕事で使うならウルトラワイドモニターと4Kモニターのどっちが良いの?」
この記事はそんな悩みを持つ方に向けて書いています。
4Kモニターとウルトラワイドモニターを比較してどちらを買うべきか困っている人も多いと思います。
両方のモニターを使ってきた私の経験からすると、デザインや写真編集なら解像度の高い4Kモニター、一般的な事務作業が多いならウルトラワイドモニターの方が良いと思います。
4Kモニターよりもウルトラワイドモニターをおすすめする理由
デザインや写真編集のお仕事をされているなら別ですが、一般的な事務作業ならウルトラワイドモニターの方が断然おすすめです。
4Kモニターの表示領域はフルHDとあまり変わらない
4Kモニターの解像度はフルHD(1920×1080)の4倍の解像度(3840×2160)となります。
ただし、これは映画やテレビ、動画を見る時に限った話です。
通常、4Kモニターにそのままの大きさで表示させると文字が小さすぎて読めないため、「画面スケール」という機能を使います。これは、その名の通り、画面を150%や200%に拡大表示させる機能で、Mac、WindowsともにOSの標準機能です。
40インチぐらいの大きなモニターなら等倍表示でも問題ありませんが、液晶パネルが大きすぎて画面からかなり離れないと目が疲れます。
そのため、みんな4Kモニターを使う時はスケーリングで表示倍率を150%や200%に設定します。
結果、拡大表示させた分だけ解像度が落ちるため、4Kモニターの作業領域は狭くなります。
例えば、一番よく使われる150%スケール表示では、4Kモニターの解像度はフルHDを少し伸ばしただけとなり、ウルトラワイドモニターの解像度を下回ります。
ちなみに、200%スケールにするとフルHDと同じ解像度になります。
文字を読んだり書いたりする作業が多い場合は、画面スケールが必須となるため、4Kモニターのメリットを活かすことができません。
- 150%スケールの4Kモニターで解像度2560×1440
- 200%スケールの4Kモニターで解像度1920×1080
(フルHDと同じです)
横に3つのアプリを並べられるのはウルトラワイドモニターだけ
4Kモニターを等倍で使うならアプリを横に3つ並べても支障なく使えます。
しかし、前述の通り、4Kモニターを等倍でスケーリングせずに使うことは稀です。
従って、アプリを横に3つ並べるならウルトラワイドモニター1択です。
また、ウルトラワイドモニターは横長のディスプレイです。
モニターアームを付ければ、モニターを上下に動かしやすくなるため、ノートPCとウルトラワイドモニターを上下に並べて更に作業領域を稼ぐことができます。
4K画質のウルトラワイドモニター
ここまで、ウルトラワイドモニターと4Kモニターを比較してきましたが、実は2022年現在、4K画質のウルトラワイドモニターが発売されています。
モニターサイズは40インチと超巨大ですが、4Kモニターを横に133%伸ばした解像度(5120×2160)で表示することができます。
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