イタリアのフィレンツェを観光した人の多くが訪れるヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)。
フィレンツェに来たら絶対に観光したいスポットの1つです。
- ウフィツィ美術館やヴェッキオ宮殿から徒歩3分!
- 夜のヴェッキオ橋もきれいでオススメ!
- 2022年11月現在、ヴァザーリの回廊は閉鎖中で再開時期は未定!
イタリアで最も有名な橋の1つ「ヴェッキオ橋」
ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)はフィレンツェの中心部を流れるアルノ川に架かる橋の名前です。
その歴史を遡ると、最初に建築されたのは古代ローマ時代です。
ただし、何度か洪水によって橋が流されてしまい、現在のヴェッキオ橋が建てられたのは1345年です。
橋の上に宝飾品店が並ぶ独特な構造の橋
ヴェッキオ橋が有名である理由の1つは、独特な橋の形だと思います。
橋の両側には宝飾品店が立ち並び、その上には「ヴァザーリの回廊」と呼ばれるヴェッキオ宮殿とピッティ宮殿を結ぶ通路が建っています。
ヴェッキオ橋は、橋の上に大きな建物が建っている独特な構造をしています。
実はウフィツィ美術館とも繋がっている「ヴァザーリの回廊」
ヴァザーリの回廊は、ヴェッキオ宮殿・ウフィツィ美術館と川を挟んだピッティ宮殿をつなぐ廊下です。この回廊を作ったのがヴァザーリという人だったので「ヴァザーリの回廊」と呼ばれています。
16世紀当時のウフィツィ美術館は政庁舎として使われており、ピッティ宮殿はメディチ家の住居でした。
そのため、メディチ家の人が安全に住居と執務室を移動できるようにするために、この外と隔たれた回廊が作られたわけです。全長はおよそ1kmほどでメディチ家の財力の凄さが伝わります(汗)
ウフィツィ美術館にはヴァザーリの回廊と繋がる通路があり、「Will soon open to the public」と書かれていますが、2022年11月現在は工事中のままです。
ヴェッキオ橋の昔の名前はただの「橋」
フィレンツェではヴェッキオ橋の他に橋がなかったため、ヴェッキオ橋は暫くの間、ただの「橋」と呼ばれていました。
しかし、それから時が経ち、アルノ川に他の橋も建設されることとなり、新しい橋と古い橋を区別する必要が生じました。
そこで、従前から存在する橋のことを「昔の橋」、つまり「ヴェッキオ橋」と呼ぶことにしました。
ヴェッキオ(Vecchio)とは「古い」という意味です。
余談ですが、ヴェッキオ宮殿も元々は「シニョリーア宮殿」という名前でした。しかしメディチ家がピッティ宮殿に移り住んだことに伴い「古い宮殿」という意味で「ヴェッキオ宮殿」と呼ばれています。
東京ディズニーシーの「ポンテ・ヴェッキオ」のモデルとなった橋
東京ディズニーシーのメディテレニアンハーバーにかかる橋「ポンテ・ヴェッキオ」は、フィレンツェのヴェッキオ橋をモデルにしています。
ヴェッキオ橋を訪れるための基本情報
ヴェッキオ橋は、ただの橋ですので、365日いつでも訪れることができます。
場所、行き方、アクセス
住所:Ponte Vecchio, 50125 Firenze FI, Italy
(クリックするとGoogle Mapが開きます)
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からは徒歩で20分の距離にあります。
ピッティ宮殿やウフィツィ美術館、ヴェッキオ宮殿から徒歩3分の位置にありますので、こうした人気の観光スポットを訪れた後に訪れるのがおすすめです!
営業時間
ただの橋ですので、24時間365日いつでも訪れることができます。
ヴァザーリの回廊は2022年現在、再開未定
ヴェッキオ橋の上にある「ヴァザーリの回廊」は2022年11月時点で閉鎖中です。
また、再開時期も未定となっています。
ヴェッキオ橋の夜景がきれい!
ヴェッキオ橋ですが、夜に訪れるのもおすすめです!
写真は、11月の夕方18時頃にヴェッキオ橋を訪れて撮影したものです。橋の上には宝飾品店が立ち並んでいるのでとても明るく活気に満ち溢れていました。
こちらの写真はヴェッキオ橋からアルノ川を撮影したものです。
川沿いに並ぶお店の明かりが夜景を美しいものにしてくれています。
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