こんにちは。私は世界中のサウナを開拓するブログを書いているタカタカです。
この記事では、初めて行く人が知っておくべきドイツのサウナ文化やマナー・入り方、さらにおすすめの施設を紹介していきます。
初めてドイツのサウナに行くと、驚くべき違いに戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば楽しさも倍増です。ドイツでは日本では考えられないようなサウナ体験ができること間違いなしです!
- サウナ大国ドイツでは更衣室も含めて男女混浴、水着の着用禁止が一般的!
- アウフグースをはじめとしたサウナ室で行うイベントが大人気!
- ヨーロッパでも最大規模のサウナとウォーターパークの複合施設が国中に点在!
ドイツのサウナ文化と特徴
サウナといえばフィンランドを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、ドイツもフィンランドと並んでサウナが国民の生活に深く根ざした国として知られています。
機構の厳しい北欧諸国から始まったと言われるサウナ文化は、その後、ドイツを含むヨーロッパ大陸にも伝わり、今ではフィンランドと異なるサウナ文化を形成しています。
日本と同じく温泉リゾートが多い
ドイツはとにかく温泉地が多いことで有名です。
日本のように火山が多いわけでも地震が頻発するわけでもありません。
しかし、国中の至る所に温泉地があります。
既にローマ時代には温浴文化がドイツに深く根付いており、温泉地で有名なバーデンバーデンの街は紀元後80年頃から古代ローマ人によって築かれました。
災害の心配がないのに温泉が楽しめるなんて日本人からしたら羨ましいですよね!
湧き出る温泉を活用した、日本のような温泉リゾートが多いのもドイツのサウナ施設の特徴です。
アウフグース等の独自のサウナ文化を発展
サウナストーブに水をかけて熱い水蒸気を発生させ、タオルで拡散させるアウフグース。
アウフグースをロウリュと同じくフィンランド語と勘違いされている方がいらっしゃいますが、アウフグースはドイツ語です。フィンランドでアウフグースを行っている施設は皆無です。
日本でもアウフグースが流行していますが、本場のドイツでは小規模なサウナ施設でさえ、アウフグースを行うほど、当たり前のサービスになっています。
ドイツのサウナの入り方とマナー
サウナ大国ドイツでは独自のサウナルールがたくさんあります。
混浴を始めとして日本とも異なる点が多いので要注意!
ここでは、ドイツを初めて訪れる方向けに、私の実体験に基づくドイツのサウナの入り方やマナーを紹介していきます。
更衣室も含めて男女混浴が一般的
ドイツのサウナ施設では、男女混浴が一般的。また、衛生面を考慮して水着の着用は禁止です。そのため、サウナ室には素っ裸で入るか、タオルで身体を隠して入ります。
ちなみにお隣のチェコでは、タオルで身体を隠している人も結構散見されますが、ドイツではタオルで身体を隠したりもせずに入っている方がほとんどでした。
ちなみにお隣のチェコではシーツが渡されて身体に巻いている人をよく見かけます。
同じ混浴文化の国でもスタイルは違うんだなと驚きました。
さすが、ドイツは「自由な体の文化(Free Body Culture)」と呼ばれるだけあって、ヌーディズム、裸体主義の国ですね。ちなみにドイツ語での略称はFKK(エフ・カー・カー)と言われています。
なお、サウナ室を出た後は、バスローブを着たり、身体にタオルを巻いて移動するのがマナーです。
日本と同じく黙浴が奨励
日本ではサウナ室でおしゃべり禁止が当たり前です。
この黙浴ルールですが、実は国によって異なるってご存知でしたか?
例えば、フィンランドでは、サウナが社交場として機能してきた歴史もあり、サウナ室でのおしゃべりは禁止されていません。
最近日本と同様にサウナブームが起きているイギリスも同様に黙浴はルール化されていません。
一方で、ドイツでは明らかに黙浴が奨励されていると感じました。
黙浴が明示されていない施設でも静かにサウナで蒸されている人がほとんどです。
恐らくドイツではウェルビーイングとかストレス発散の側面が重視されているからだと思います。
そんなわけで、ドイツのサウナでは他の利用者に配慮し、静かに過ごすよう心がけましょう。
汗エチケットが厳しい
ドイツ人は絶対にキレイ好きです!
サウナ施設は本当に清掃が行き届いていて清潔な施設ばかりです。
そして、そんなドイツ人のキレイ好きはサウナの入り方にも表れています。
ドイツのサウナでは日本と異なりサウナマットは敷かれていません。
代わりに大きなバスタオルをサウナベンチに敷いて、その上に座るのがルール。
重要なのは、お尻だけでなく足下までバスタオルでカバーすること!
自分の汗は一切サウナ室に残さないのがドイツのサウナマナーです。
まじで怒られるので、絶対に遵守してください。
ドイツでサウナハットは見かけない
日本のサウナでもサウナハットを見かける機会が多くなってきました。
ただ、ドイツでは、サウナハットをほとんど見かけませんでした。
サウナハットがロシアを発祥とする文化だからでしょうか。
ゼロではありませんが、サウナハットをしている人は非常に少なかったです。
セルフロウリュ禁止!
サウナストーブに水をかけて水蒸気を発生させるロウリュ。
ドイツでは、セルフロウリュ(自分で水をストーブにかける行為)は禁止されている施設ばかりです。
アウフグースの準備や安全面を考慮して、スタッフが担当することが一般的です。
私がこれまで体験したドイツのサウナ施設の中でセルフロウリュができた施設は1つもありません。
子供は16歳からサウナエリアに入れる施設が多い
せっかくの家族旅行、子供と一緒にサウナに入りたい人も多いと思います。
ドイツでは、施設によってサウナに入れる年齢が異なるのが実情です。
例えば、ミュンヘンのサウナは多くの施設で16歳以上の人が入場可能としていましたが、ベルリンのVabali(ババリ)では保護者の同伴を前提に12歳以上となっています。
更に、子供と一緒にサウナエリアに入ってもいいけど、サウナの利用は駄目としている施設も。
施設によって年齢制限が大きく異なるので、事前に施設のHPで確認してからの訪問をおすすめします。
女性限定エリアやレディースデーあり!
ドイツでは多くのサウナ施設で女性限定のレディースデーが設けられています。
更にテルメエルディングのように、女性限定エリアを設けている所も。
初めてドイツのサウナを体験する方や女性同士で訪れる際は、こうしたサービスを利用するのも一案だと思います。
反対に男性の方はレディースデーにお気をつけください。
ドイツのサウナを楽しむための持ち物
ドイツのサウナを楽しむなら、持っていくと良い物を私の実体験に基づき紹介します。
バスタオル
サウナ室で座る際に使うバスタオルは、必ず持っていくようにしましょう。
もちろん、足までカバーできる大きなバスタオルが必要です。
施設によってはレンタルできるものの、自分で持っていくことが確実です。
なお、レンタルはしていないものの、販売はしているという施設も多いです。旅行で手荷物が多い場合は、現地調達するのも選択肢だと思います。
バスローブ
サウナ室を出た後に着るバスローブは是非持っていきましょう。
特に温泉リゾートで施設内のレストランを使うなら絶対に必要です。
施設によってはレンタルも可能ですが、自分の好みのものを持っていくことをおすすめします。
ビーチサンダル
衛生面を考慮して、サウナ施設内を歩く際にはビーチサンダルが必要です。
特に野外エリアもある施設では足裏が痛くなるし汚れるので必須です。
レンタルできる施設はほとんどありません。
事前にビーチサンダルは購入しておきましょう。
水着
ドイツではプールエリアが併設されている温泉リゾートがたくさんあります。
サウナでは水着が禁止されている施設も、プールエリアは水着着用が必須です。
家族連れや子供連れでプールエリアも楽しみたいという方は水着を忘れずに持っていきましょう!
我が家もドイツを訪れる時は予備として水着を必ず持っていくようにしています。
水分補給用のドリンク
サウナで汗をかくことで水分が失われるため、水分補給が大切です。
施設内でドリンクを購入できることが多いですが、持ち込みが許されている施設も多いです。
私はサウナに行く前に駅にあるコンビニ等で1リットルぐらいの炭酸水を購入するようにしていました。
施設によってはウォーターサーバが用意されているので、そこで水を補給できます。
MOKUタオル
日本の温泉施設で販売されているコンテックス(kontex)のMOKUタオル。
実はAmazonや楽天市場でも購入できるってご存知でしたか?
薄くて、軽くて、吸水性が抜群のMOKUタオル。
我が家の海外サウナ旅でも大活躍しています。
海外でこういった小さいタオルを使う文化はないですが、水シャワーを浴びた後にMOKUタオルで身体を拭くことで、バスローブやバスタオルが長持ちします。
一般的なタオルと比較しても薄手でかさばらないので、旅行にはぴったりです。
トラベルセット(ボディソープ、シャンプー)
日本ではボディソープやシャンプーが置いてあるのが当たり前ですが、ドイツのサウナ施設では一般的にボディソープやシャンプーなどは用意されていません。
サウナリゾートのような高級施設でもハンドソープぐらいしか置かれていないんです。
人によって肌や髪の体質が異なるからでしょうか。
いずれにしても、身体を洗うためのボディソープやシャンプーは持参しましょう。
我が家では、トラベルセットを活用しています。
サウナで使えるスマートウォッチ
地味に助かっているのがスマートウォッチ。
自分の行き慣れている施設なら不要ですが、初めて行く施設ではサウナに入りすぎないためにスマートウォッチを持っていくようにしています。
一部、スマートウォッチの持ち込みも禁止されているサウナ施設があります。
しかし、大部分の施設では許容されていて、地元の人でスマートウォッチを付けている方が散見されます。
ドイツの主要都市にある、おすすめサウナ施設
ドイツ各地には多彩なサウナ施設があります。
ここでは、主要都市ごとにおすすめのサウナ施設を紹介します。
私が行ったことのある施設は、サウナの体験談についても記載しています。
よろしければ、参考にしてください。
なお、今後も私のドイツサウナの開拓状況に応じて内容を随時更新していきます。
ハンブルク
我が家のドイツサウナのデビューはハンブルクから始まりました。
ドイツ北部にあるハンブルクは「ホルステンテルメ」や2022年6月にオープンした「Vabali(ババリ)」等の温泉リゾートが楽しめます。
世界最大のミニチュア・ワンダーランドを観光するついでにサウナを楽しむのはいかがでしょうか。
ベルリン
ベルリンの壁を始めとして、ドイツにおける20世紀の激動の歴史が感じられる名所が多いベルリン。
Vabali(ババリ)を始めとする、人気のサウナ施設がたくさんあります!
ここのVabali(ババリ)は市内中心部から近いです。
バリ島のリゾートを思わせる雰囲気で、都会の喧騒を忘れてリラックスできること間違いなしです。
ミュンヘン
ドイツ南部のバイエルン州の州都であるミュンヘン。実は温泉が多いことでも有名です。
絶対に訪れたいのはヨーロッパ最大のテルメエルディング。
35種類のサウナが用意されており、1日では回りきれません(笑)。
ミュンヘン市内を流れる水は、アルプス山脈が水源。
私の中ではドイツで一番水風呂が気持ち良い地域です。
水風呂や水質に拘りがあるサウナーさんに強くおすすめします!
5. まとめ
ドイツのサウナ文化は、リラクゼーションや健康効果が高く評価されており、国内外の多くの人々に親しまれています。
この記事では、ドイツでおすすめのサウナ施設や、マナーやエチケットについて紹介しました。
フィンランドと並ぶサウナ大国のドイツ!
ドイツを訪れた際は、ぜひこの機会にサウナを楽しみ、ととのいましょう!
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