プライオリティパスの改悪と楽天プレミアムカードの魅力

プライオリティパスの改悪で楽天カードの価値が上昇中! クレジットカード

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プライオリティパスは、世界中の約1,300の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。このパスを持つと旅行の質が確実に向上しますが、近年はサービスの改悪と年会費の値上げが続いています。この影響で、プライオリティパスが付帯するクレジットカードの年会費が引き上げられたり、付帯自体がなくなるケースも増えています。

2023年11月1日、楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスの改悪が発表されました。具体的には、2025年1月1日から海外空港ラウンジの利用回数が無制限から年間5回に制限されます。しかも、2024年8月21日には同伴者の利用料金が来年1月から1人あたり3,300円から$35に値上げされる旨を発表しました。

そうした改悪が続いていますが、楽天プレミアムカードは、プライオリティパスを無料で付帯し、年会費も11,000円(税込)をキープしています。引き続き、プライオリティパスが無料付帯する最安のクレジットカードという最強の地位を保っています。

この記事では、プライオリティパスのサービス改悪の歴史と楽天プレミアムカードの対応について詳しく解説します。

2024年9月2日に発表されたJCBカードと三菱UFJニコスカードのプライオリティパス特典のサービス改悪についてはこちらをご覧ください。

  • 2022年以降、プライオリティパスのサービス改悪と値上げが相次ぐ!
  • 楽天プレミアムカードは2025年1月1日より海外空港ラウンジの無料での利用回数が年間5回まで、同伴者料金も1人$35へと改悪されるものの、年会費11,000円(税込)を維持!
  • 他社付帯のプライオリティパスも改悪が続いており、楽天カードは、ポイント還元等で改悪が叫ばれるもクレジットカードとしての価値は相対的に向上!
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プライオリティパスの改悪と料金の値上げ

プライオリティパスの主な改悪の内容と時期をまとめました。

2018年9月:ラウンジの利用料金と年会費が値上げ

ラウンジ利用料金と年会費が値上げされました。各会員ステージで料金が改定され、アメリカンエキスプレス経由のプライオリティパスも一部料金が変更されました。

会員ランク改悪内容
スタンダード(年会費99ドル)ラウンジ利用料金が27ドルから32ドルへ値上げ
スタンダードプラス(年会費249ドル)11回目以降の利用料金が27ドルから32ドルへ値上げ、年会費も249ドルから299ドルに値上げ
プレステージ(年会費399ドル)年会費を399ドルから429ドルへ値上げ
2018年9月のプライオリティパスの改悪内容

2021年7月:プラザ・プレミアムラウンジが利用対象外になる

プラザ・プレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge)は、100を超える空港ラウンジを運営している香港の会社です。アジアだけでなくヨーロッパからアメリカでもラウンジを運営しています。

これまでプライオリティパスに対応していましたが、2021年7月1日よりプライオリティパスがラウンジの利用対象から外れました。これは、プラザ・プレミアムラウンジが自社ブランドのメンバーシッププログラムを強化するために行われたものです。

プラザ・プレミアムラウンジは大きな国際空港にも必ずあるほど、利用頻度の高いラウンジだっただけにとても残念な改悪です。

2023年6月よりプラザ・プレミアムラウンジとの再提携が進む

コロナ禍が明け、プラザ・プレミアムラウンジのプライオリティパス会員への開放が再開しています。2023年6月6日に39のラウンジ、6月20日に23のラウンジがプライオリティパス利用可能です。

なお、現在はセントレアにできたプラザ・プレミアム・ラウンジもプライオリティパスが使えます。改悪が続くプライオリティパスの中で、久々の改善となる大ニュースです!

ご参考:Priority Pass l Your access to Plaza Premium Lounges with Priority Pass

2022年12月:ラウンジ利用料金が値上げ

しばらく値上げされずに平和が保たれていたと思いきや、2022年12月にプライオリティパスのラウンジ利用料金が次のとおり、値上げされました。

会員ランク改悪内容
スタンダード(年会費99ドル)ラウンジ利用料金が32ドルから35ドルへ値上げ
スタンダードプラス(年会費299ドル)11回目以降の利用料金が32ドルから35ドルへ値上げ
プレステージ(年会費429ドル)変更なし
2022年12月のプライオリティパスの改悪内容

2023年1月:羽田のANAラウンジが利用対象から外れる

羽田空港国際線ターミナルのANAラウンジがプライオリティパスの利用対象外になりました。これは、利用者が増加しすぎたためと考えられます。

2023年3月:年会費が値上げ

プライオリティパスの年会費が再度値上げされました。世界的な物価高が続く中、この影響を受けたものです。

会員ランク改悪内容
スタンダード(年会費99ドル)変更なし
スタンダードプラス(年会費299ドル)年会費を329ドルに値上げ
プレステージ(年会費429ドル)年会費を469ドルに値上げ
2023年3月のプライオリティパスの改悪内容

2024年現在:プライオリティパスの利用ラウンジが増加中

プライオリティパスの改悪ばかりが目立ちますが、年会費が値上げされる一方でサービス内容が充実化されることもあります。

特に2023年以降、足元に至るまで、数多くのラウンジやレストランがプライオリティパスの利用対象に追加されています。日本の主要空港でここまでプライオリティパスが使える状態になったのは初めてかもしれません。

特に日本国内では国内線でもプライオリティパスが使える点が素晴らしいです。

楽天プレミアムカードの優位性

楽天プレミアムカードの券面(現在はナンバーレスカード)
楽天プレミアムカードの券面(現在はナンバーレスカード)

楽天プレミアムカードは、プライオリティパスの改悪にもかかわらず、以下の点で高い価値を維持しています。

  • 年会費11,000円(税込み)を維持。
  • プライオリティパスの無料付帯の特典を維持。
  • 2025年1月よりデジタル会員証の発行に対応

楽天カードは、ポイント還元などが改悪されたと批判されることもありますが、円安の環境下でもこれだけのサービスを維持しているのは驚異的です。日本での会員数が最も多いカードの一つである理由がここにあります。

他社クレジットカードでは年会費を値上げ

プライオリティパスの値上げに伴い、無料付帯特典を提供しているクレジットカード会社も対応に苦慮しています。多くのカードで年会費の値上げや特典の変更が行われていますが、楽天プレミアムカードはその中でも一際高い価値を提供し続けています。

2025年1月よりデジタル会員証の発行に対応

2024年8月21日に楽天カードは、同社のクレジットカードに付帯するプライオリティパスが2025年1月よりデジタル会員証へ移行する旨を発表しました。

プライオリティパスって飛行機に乗る時ぐらいしか使う機会がないため、旅行するときに忘れがちです。しかし、デジタル会員証になることで、この忘れ物を機にする必要がなくなります!これはかなりポジティブなニュースです!

一方、デジタル化印象への切り替えに伴い、同伴者の利用料金が1人あたり3,300円(税込)から$35へ値上げされます。プライオリティパス本体が発行するカードをはじめ、どこも値上げが相次いでいるのでやむなしです。

楽天プレミアムカードのプライオリティパスはデジタル会員証へ切り替え
プライオリティパスのデジタル会員証はアメックスやラグジュアリーカードが対応しています。一方、JCBプラチナや楽天カードはデジタル会員証に非対応です。2025年1月より楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードもデジタル会員証が発行できます。

プライオリティパスが無料付帯されるクレジットカードの中で年会費は最安の座を維持

楽天プレミアムカードはプライオリティパスが特典として付くクレジットカードの中で最も年会費が安いクレジットカードです。

ちなみに2番手はMUFGプラチナ・アメックスの年会費22,000円(税込)です。

他社クレジットカード会社でのプライオリティパスの改悪の動向

2024年9月2日、JCBと三菱UFJニコス(MUFG)が国内空港におけるプライオリティパスの利用はラウンジに限る旨を発表しました。ここ数年、国内の空港ではプライオリティパスが使えるレストランやスパ施設が増えてきたので、この改悪による影響は非常に大きいです。

同日に発表されたのでプライオリティパス全体のサービス改悪に関わることと思いましたが、JCBカードと三菱UFJニコスカードで改定内容が異なるため、各社独自の施策によるもののようです。楽天カードは現時点で同様の改悪は発表していません。楽天カードがこの流れに追随しないことを祈るばかりです。

2024年:日本の国内線でプライオリティパスが使えるラウンジ
日本の国内線でプライオリティパスが使えるラウンジがある空港は成田空港、羽田空港、セントレア、関西国際空港、伊丹空港、佐賀空港(条件あり)、鹿児島空港の7つです。

JCBのプライオリティパスのサービス内容改定について

2024年10月31日(木)PM8以降、JCBカードに付帯するプライオリティパスは国内空港のレストラン、SPAなどのリフレッシュ施設では使えなくなります。

従って、JCBカードのプライオリティパスが使えるのは国内の空港ラウンジと海外の空港およびレストラン、SPA施設となります。

リンク:JCBカードのプライオリティパス旅行特典のご利用に関する改定について

三菱UFJニコスのプライオリティパスのサービス内容改定について

2024年10月1日より、プライオリティパスの無料利用の対象は空港ラウンジのみとなります。レストランやスパなどのリフレッシュ施設でプライオリティパスを使った場合は、利用料金を請求される可能性があるとのことです。

リンク:MUFGのプライオリティパスについて

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