ヘルシンキでおすすめのサウナ、今回は湖に飛び込めるサウナであるKuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ、クーシヤルヴィ・サウナ）に行ってきました。
この施設は、ヘルシンキの中心部から離れているため、観光リストから外しがちです。しかし、フィンランドの伝統的なスモークサウナを楽しむなら、このサウナを強くおすすめします！私にとってヘルシンキで最もお気に入りのサウナで、フィンランドへ旅行する旅に訪れています。
夏は夏の、冬は冬のサウナの醍醐味が存分に楽しめます！
- フィンランドの伝統的なスモークサウナが楽しめ、独特の燻った香りがたまりません！
- 鍋に水を入れる「鍋ロウリュ」でサウナ室内は爆熱です！
- 目の前に広がる湖と国立自然公園の中での外気浴が最高です！
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ、クーシヤルヴィ・サウナ）の公式HPはこちらです。ヘルシンキでの他のおすすめサウナは下の記事をご覧ください。
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ、クーシヤルヴィ・サウナ）は国立自然公園の中にあるサウナです。自然の湖へ飛び込むことはもちろん、ヘルシンキでも数少ないスモークサウナが楽しめます。
場所と行き方
住所：Kuusijärventie 3, 01260 Vantaa, Finland（クリックするとGoogle Mapが開きます）
ヘルシンキ国際空港（Helsinki-Vantaa Airport、HEL）からヘルシンキ市内へ向かう途中にあり、空港からタクシーで約20分で行けます。スーツケースは受付で預かってくれます。バスでも行けるものの、30分近くかかるため、タクシーをおすすめします。サウナを堪能した後は、Uber（ウーバー）で最寄り駅へ行き、電車でヘルシンキ中心街へ戻るのがおすすめです。
なお、施設の前には大きな駐車場が用意されていますので、車で来た場合も安心です。
サウナの営業日と営業時間
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）は、基本的に毎日営業しています。電気ストーブ式のサウナとスモークサウナの2種類が楽しめますが、おすすめはスモークサウナ（大）です。スモークサウナは日本では珍しいので、ぜひ体験することをおすすめします。
- 電気ストーブサウナ：毎日営業、午前9時00分〜午後20時30分
- スモークサウナ（小）：毎日営業、午後13時00分〜午後20時30分
- スモークサウナ（大）：毎日営業、午後14時00分〜午後20時30分
「Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）」は、基本的に毎日営業です。ただし、臨時休業になることがあるため、必ず公式HPにて訪問前にご確認ください。
また、ここのスモークサウナは人気が非常に高く、混雑時は入場が制限されます。なるべく営業開始時間を狙って訪れることをおすすめします。特に冬はスモークサウナの混雑が激しいです。
サウナの利用料金
- 電気ストーブサウナ：€6.5
- スモークサウナ：€13
サウナの事前予約はできず、当日、受付で直接予約するスタイルです。クレジットカーでの支払いが可能、サウナは2時間制となっています。
持ち物は水着とビーチサンダル！タオルはレンタル可能！
- 水着
- ビーチサンダル
- バスタオル
- ボディソープ、シャンプー
- 水分補給用のドリンク
水着とビーチサンダルは必ず持っていきましょう。水着はレンタルできますが、サイズが合わなかったりしますので持参した方が良いと思います。
バスタオルは€4でレンタルできます。私たちが訪れるときは受付でレンタルすることが多いです。
なお、水分補給用のドリンクを持っていくことをおすすめします。併設のカフェでペットボトル飲料を購入することもできますが、2時間近く入っていると、水分補給が大切です。
スモークサウナは男女混浴、電気ストーブサウナは男女別
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）のスモークサウナは受付とは別の建物で男女混浴となっており、水着の着用が必須です。一方で、電気ストーブサウナは、男女別の更衣室にそれぞれ設置されており、水着の着用が禁止されていました。
多くの方はスモークサウナを体験したいと思いますので、必ず水着を持っていきましょう。
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）：サウナ体験記
我が家では、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港で昼食を取り、そのままタクシーでKuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）に向かうのがフィンランドでの定番の旅行ルートです。
平日の早い時間帯は空いていることが多いですが、休日や祝日は混雑していることが多いので注意が必要です。受付で希望するサウナの種類（スモークサウナ、電気ストーブサウナ）を伝えて、利用料金を支払います。ここで、バスタオルも借りることができます。
さらに、以前訪れたときは、ヘルシンキ国際空港からタクシーで訪れたため、スーツケースを受付に預かっていただきました。大感謝です。
水分補給用のペットボトルを忘れずに！
こちらの施設にはサウナの近くに水分補給できる場所がなく、日本の温泉のような水飲み場もありません。汗を大量にかくため、併設のカフェで事前にペットボトル飲料を購入することをお勧めします。
特にスモークサウナはカフェから少し離れているため、サウナへ行く前の購入をお勧めします。2時間もサウナと湖での冷水浴を繰り返していると、かなり喉が渇きます。脱水症状を防ぐためにも水分補給に注意しましょう。
更衣室は男女別、貴重品は更衣室前のロッカーへ！
更衣室は男女別で、中にロッカーはありません。貴重品は更衣室前の暗証番号式ロッカーに入れておきましょう。無料で利用できます。なお、シャワーも男女別となっていますが、ボディソープやシャンプーは用意されていません。必要な方は持参することをおすすめします。
電気サウナは男女別でシャワー室の横に設置されています。こちらのサウナは水着の着用が禁止されていますので、ご注意ください。スモークサウナを利用する方はシャワー室から外に出ます。異性のお友達と訪れている方は、外に出たところで落ち合うことができます。
初めて訪れた時こそ、受付でスーツケースを預かってもらいましたが、2階目以降は更衣室にスーツケースを置くようにしています。
各施設の位置関係は下のイメージです。なお、利用したことはありませんが、スモークサウナ小屋にも更衣室がありました。冬場は、寒い中を水着姿で移動することになるため、最初にスモークサウナ小屋に移動してから着替えた方が良いかもしれません。
国立自然公園の中にたたずむスモークサウナ
更衣室を出ると、国立自然公園の美しい光景が広がっています。美しい自然を眺めつつ、階段を降りてスモークサウナへ向かいます。ご覧の通り、地面は砂利になっていますので、ビーチサンダルを持っていきましょう。
外に出て少し歩くとスモークサウナが見えてきます。周りを木々に囲まれていて、この外観だけで見惚れてしまいました。
スモークサウナは凶暴！ロウリュのやり過ぎに注意！
ここのスモークサウナは入口に木の板が用意されていて、サウナの中では、この木の板の上に座ります。木の板を持ってサウナに入ったら、階段を上がって2階で蒸されます。
スモークサウナは、煙突のない薪サウナ。最初に木材を燃やして数トンにも及ぶサウナストーンをアチアチに熱した後は、火を消して室内に充満した煙を外に追い出します。あとは、熱した時の余熱だけでサウナを楽しみます。余熱といってもサウナストーンは数トンにも及ぶため、少なくとも8時間は熱い状態が続くそうです。
そのため、スモークサウナの中は、薪を燃やした後の灰の燻った香りが漂っています。ここのスモークサウナでは、とても柔らかい熱が感じられるのですが、ロウリュをするとサウナ室内は灼熱と化し、我慢大会が始まります。営業開始直後は特に熱いので、サウナハットを持っていくと良いと思います。
なお、Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）のロウリュはとてもユニークで、サウナストーンの上に置かれた鍋に水を注ぐのがマナー。鍋の底に小さな穴が開けられており、少しずつサウナストーンに水がかかるため、ロウリュによる熱さが長時間続くとともに、サウナストーンが急激に冷やされることを防ぐことができます。
このロウリュが想像以上に熱くて、上段に座っていることが難しくなるほどでした。
ヘルシンキでは、Loyly（ロウリュ）でもスモークサウナを楽しむことができます。他には、サウナの首都と呼ばれるタンペレでも（Kuuma）クーマ・レストランでスモークサウナに入れます。
サウナで蒸された後の湖へのダイブが最高！
スモークサウナから出た後は、目と鼻の先に湖が広がります。私が初めてKuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）を訪れたのは6月でしたが、水温は低く、とても気持ちの良い冷水浴でした。
ちなみに泳いでいる人も何人かいました。サンサンと降り注ぐ太陽の光に輝く湖！見てるだけで最高に癒されました。
外気浴は小屋の前のベンチに座るもよし、芝生に寝転ぶも良し
冷たい水から上がった後は、国立自然公園の中で外気浴が楽しめます。
スモークサウナの前に置かれたベンチに座るも良し、人によっては芝生に寝転んでいる人もいました。自然に囲まれた場所でリラックスできること間違いなしです。
冬のKuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）
Kuusijärvi Sauna（クーシャルヴィ・サウナ）は夏だけでなく冬場に訪れるのもおすすめです。冬の国立公園は、夏とは様変わりして、白銀の世界へと変わり湖は凍っています。
私が直近で訪れた時の外気温は氷点下のマイナス3度、水温は1度でした。スモークサウナは相変わらず熱々でしたが、湖に入ってみると、あまりの冷たさにすぐに出てしまいました。頑張ればもっと入っていられるのかも知れませんが、足が先に限界を迎えました。
体が内部からホカホカする感覚が味わえます。冬のKuusijärvi Saunaも非常におすすめです。
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