フィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンへはフェリーで2.5時間です。シェンゲン協定によりパスポートのチェックもなく、日帰りで旅行される方も多くいます。
ここではフィンランドのヘルシンキとエストニアのタリンを行き来しているフェリーの乗り方や料金、チケットの予約方法をご紹介します。
ヘルシンキとタリンを結ぶフェリーの特徴
ヘルシンキとタリンは3社が大型フェリーで運航しています。3社合わせると1時間に1本ぐらいの頻度で運行されているため、旅行のスケジュールに合わせやすいです。
運行会社は3社!
ヘルシンキとタリンを結ぶフェリーは3社が運航しています。
- タリンク・シリヤ・ライン(Tallink Silja Line)
- エケロライン(Eckerö Line)
- バイキングライン(Viking Line)
時間帯により料金が異なるため、一概には言えませんが、一番豪華で値段も高いのが「タリンク・シリヤ・ライン」、一番安いけど設備も相応なのが「バイキングライン」です。
船の揺れはどのフェリーでも同じ
よくネットの個人ブログで「○○社のフェリーが一番揺れて船酔いした」みたいな記事を見ますが、運行する3社とも船の大きさは同じですので、揺れはほぼ同じです。
事実、「タリンク・シリヤ・ラインの揺れがすごかった」という人もいれば、「エケロラインの揺れが大きい」とか「バイキングラインの揺れで船酔いした」といった具合に、みんな言ってることが違います(笑)
船の揺れは天候や満潮・干潮で大分変わりますので、同じ時間帯で同時にフェリーを運航させない限り、揺れを比べることは難しいです。
3社とも大型のフェリー船ですので、あなたが想像している以上に揺れは感じないと思います。私も船酔いするタイプの人間ですので、酔い止めの薬を持っていきましたが、使わずに済みました。
ただ、気になる人は「酔い止め」を持っていったほうが安心できて良いかと思います。ネット通販で買えますよ。
シェンゲン協定により入国・出国審査はなし
フィンランドとエストニアは共にシェンゲン協定に参加しています。従って、出入国審査なしに自由に国境を超えることが可能です。
面倒な入国や出国審査はありません。若い時は行列に並ぶことを全く苦とも思いませんでしたが、最近は行列を避けたくなるお年頃なので、こういったのは大変助かります。
船内で免税ショッピングが楽しめる
フェリーは一度公海に出ますので、船内で免税店ショッピングが楽しめます。ただし、免税店が入っているのは下の2つの会社が運行するフェリーだけで、「バイキングライン(Viking Line)」には免税店がないので、ご注意ください。
- 「タリンク・シリヤ・ライン(Tallink Silja Line)」
- 「エケロライン(Eckerö Line)」
フィンランドは物価の高い国ですが、お隣のエストニアは物価が安いです。ヘルシンキからタリンへ向かうフェリーでは、皆さん、あまり買い物をしていないものの、タリンからヘルシンキに向かう帰りのフェリーでは多くの人が免税店でビールを箱買いしていました(笑)
フェリーの乗り場、ターミナルの位置・場所
フェリーの乗り場である「ターミナル」の場所をご紹介します。運行会社によって場所が違うので旅行プランを作る際はお気をつけください。特にヘルシンキはターミナルが大きく離れているので、間違えると最悪、出港時間に間に合わないという事態に陥りやすいです。
ヘルシンキのターミナル
ヘルシンキにおけるフェリーのターミナルの場所です。「タリンク・シリヤ・ライン(Tallink Silja Line)」と「エケロライン(Eckerö Line)」は西側、「バイキングライン(Viking Line)」は東側にターミナルがあります。
いずれも最寄りまで路面電車が走っていますので、交通上の不便はありません。但し、位置が大きく離れていますので、レジャーやホテルを予約する際にお気をつけください。
ちなみに、「タリンク・シリヤ・ライン(Tallink Silja Line)」と「エケロライン(Eckerö Line)」のターミナルに近いホテルでは「Clarion Hotel Helsinki(クラリオン・ホテル・ヘルシンキ)」がリーズナブルな宿泊料金で、かつ、朝食が7時からで助かりました(サウナもあるよ!)。
両社のフェリーを使う予定で、早朝からフェリーに乗られる方は、ホテルの検討リストに入れてみても良いかと思います。まだ新しいホテルですし、周りに高い建物がなく、眺めも最高でした。
タリンのターミナル
エストニアのタリンにおけるターミナルは3社とも同じ場所です。
フェリー乗り場に近いホテルでは「Tallink Spa & Conference Hotel」が良かったです。宿泊料金も安かったですし、何よりフェリー乗り場まで徒歩で10分、タリンの旧市街も徒歩で10分とアクセス抜群でした。
ホテルの1階にはプールやサウナがあり、子供連れでも楽しめます。
予約は「ダイレクトフェリーズ」が一括比較できて簡単!
フェリーのチケットを予約する際は、各社の公式HPから予約できます。しかし、フェリー検索サイトの大手である「ダイレクトフェリーズ」を使うと、3社を一括比較して検索できますので、おすすめです。日本語にも対応しています。
ダイレクトフェリーズでは、少額ながらサービス料(手数料)が発生しますが、3社を一括して比較できる利便性や日本円で直接支払えることを考えると、アリかなと思います。
なお、各社の公式HPから予約したい場合のリンクはこちらです。
3泊4日のフィンランドとエストニアのサウナ旅に行ってきました
私は今回、エケロライン(Eckero Line)を使って、フィンランドとエストニアにサウナ旅をしてきました。フェリーの船内の様子も記載しているので、宜しければ、ご覧ください。
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