楽天カードは、年会費無料でポイント還元率が高いというメリットがありますが、一方で確かにデメリットも存在します。インターネット上では、「楽天カードはやばい!」とか「楽天カードはやめたほうがいい」という評判も見られます。では、これらの声は本当なのでしょうか?
私は年会費無料の楽天カードよりも楽天プレミアムカード推しの人ですが、年会費無料の楽天カードを持っていてもやばくないですし、やめる必要もありません。だって年会費無料だし、銀行系のクレジットカードのように突然年会費有料に切り替わったりしないからです。更に申し込むだけで5,000ポイントもらえるキャンペーンもやってます。
ここでは楽天カードを保有して6年目に入り、現在は楽天ブラックカードに切り替えた私が、楽天カードの「やばい!」とか「やめたほうがいい!」という口コミや評判に対して、実際に5年保有してみた感想を紹介したいと思います。
- 「やばい!」とか「やめたほうがいい!」という口コミは大部分がいいがかり!
- デメリットは確かにあるけどメリットの方が大きい!
- 年会費無料の楽天カードは年会費有料のカードに勝手に切り替わらないし、ポイント還元キャンペーンや特典を踏まえると、お得感満載のクレジットカード!
楽天カードのやばい!やめたほうがいいという口コミへの反論
まずは、楽天カードに対する否定的な口コミを見ていきたいと思います。よく言われるコメントとして次の4つが挙げられます。
- 延滞して強制解約や利用停止された
- 紙の利用明細を郵送するときの有料化はひどい
- 楽天カードは不正利用が多いと聞く
- ステータス性が低い
これらの口コミに対して、一つずつ反論してみます。
延滞して強制解約や利用停止された
これは、楽天カードに限らず、どのクレジットカードでも起こり得ることです。クレジットカードは借金ですから、返済を怠れば強制解約されるのは当たり前です。
延滞回数や期間によっては、信用情報機関に登録されて他のカードも作れなくなる可能性もあります。クレジットカードを使うなら、支払期日や引き落とし日をしっかり把握して、返済能力を超えない範囲で利用することが大切です。
あと、「楽天カードを使わないと利用停止になる」という口コミもありますが、真偽は不明ながら使っていないクレジットカードを解約されたところで問題ないでしょう。昔、私が他社で作ったクレジットカードは5年近く未使用でしたが、利用停止や解約にはなりませんでした。
紙の利用明細を郵送するときの有料化はひどい
年会費無料の楽天カードは、紙の利用明細を発行すると、明細書発行費用として132円(消費税込)が加算されます。ただし、利用明細の有料化は他社でも同様に行われている取り組みです。他社でも100円前後の発行費用がかかるのが一般的です。クレジットカードの手数料率が下がる中、紙の利用明細は郵送コストがかかることから、やむを得ない流れと思います。
なお、紙の明細からWEB明細に切り替えると無料になります。基本的に楽天カードを申し込む人はスマホやパソコンを日常的に使う人ばかりだと思いますので、紙の明細よりもWEB明細の方が便利だと思います。
余談ですが、紙の利用明細有料化は年会費無料の楽天カードだけ。楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードは明細書発行費用がかかりません。
楽天カードは不正利用が多い
これは、単に楽天カードの保有者が多いことから、それに比例して不正利用されたという口コミが多いだけだと思います。私が調べる限りにおいて、楽天カードの不正利用被害額は開示されていません。
私は楽天カードを保有して6年目に入りますが、不正利用の被害にあったことは一度もありません。一方で、楽天の不正利用検知システムによって止められたことは何度もあります(笑)。
なお、クレジットカードでは、不正利用された場合は、原則として被害額を全額保証してもらえます。あと、本人認証サービス(3Dセキュア)は絶対に設定しておいた方が良いです。
楽天カードはステータス性が低い
これも巷でよく言われます。「楽天カード持っているのが恥ずかしい」みたいな(笑)。私としてはクレジットカードはステータスよりも実利、保有していることによるメリットを考慮すべきだと思います。もちろん、世界最高峰と言われるアメックスセンチュリオンとか憧れますが、年会費と比較して付帯サービスや特典としてどんなメリットが得られるかの方が大事です。
私は楽天ブラックカードに切り替えていますが、それは楽天ブラックカードの年会費を支払うよりも特典として得られる楽天ポイントの還元や空港ラウンジの無料利用、レストランの食事が割引されるTaste of Premiumによるメリットの方が大きいからと判断したからこそです。
年会費無料の楽天カードで十分なメリットが享受できるなら、楽天カードで十分だと思います。
楽天カードの否定できないデメリット
インターネットの口コミを見ていて、これは確かに否定できないと私が感じたデメリットを紹介します。
楽天市場などのサービスを使わない人はメリットが少ない
楽天カードを申し込む最大のメリットは、ポイント還元率が高いことです。特に、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天グループのサービスを利用すると、通常よりも多くのポイントが貯まります。
事実、私は楽天グループのサービスを集中的に使っていることもあり、これまでの5年間で91万円分の楽天ポイントが還元されました。
しかし、そもそも楽天グループのサービスを使わない人にとっては、楽天カードのメリットはあまり感じられません。PayPay経済圏やドコモ経済圏、au経済圏を利用している方にとってはメリットが小さい可能性があります。
日常的に使うサービスを同じグループの会社に集中させるのが、多くのポイントを集めるためのコツです。
海外旅行保険が利用付帯になっている
楽天カードには、海外旅行保険が付帯しています。しかし、この保険は利用付帯というタイプで、保険が適用されるためには楽天カードで募集企画旅行の代金を日本出国前に支払う必要があります。一方で年会費有料の楽天プレミアムカードに付帯する海外旅行保険は自動付帯と呼ばれるもの。自動付帯は、カードを持っているだけで保険が有効になります。
海外旅行に行く予定がある人は、楽天カードの海外旅行保険が利用付帯になっている点はデメリットと言えます。
ETCカードの年会費が有料
年会費無料の楽天カードでもETCカードが発行できます。ただし、楽天カードに付帯するETCカードは年間550円(税込)の年会費がかかります。
一方で、高速道路料金を支払うたびに楽天ポイントが貯まるというメリットもあります。また、ETCカードの年会費は、楽天PointClub会員ランクが「ダイヤモンド会員」もしくは「プラチナ会員」の方は無料になります。
楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用すれば、あっという間にプラチナ会員になれると思います。
コールセンターにつながりにくい
楽天カードは、年会費無料で多くの人が利用しています。そのため、コールセンターに問い合わせする際に、つながりにくいことがあります。特に、月初めや月末などの繁忙期は、待ち時間が長くなることが多いです。これは、かなりストレスを感じます。
ただし、クレジットカードのサポートセンターに繋がりにくいのは楽天カードに限った話ではありません。他社が発行する年会費無料のクレジットカードでも同様の事態が起きています。いざという時のコールセンターの繋がりやすさを重視するなら年会費有料のクレジットカードをおすすめします。
広告メールが多い
楽天カードというよりも楽天市場とセットで使うことが多いための問題だと思いますが、広告メールが多いのはデメリットです。
メルマガと称して送られてくることが多く、購読を解除することもできるものの、気づくといつの間にか受信してしまうことがほとんどです。そんなわけで、私は楽天カードからのメルマガ全てフィルターを設定して迷惑メールフォルダに移動させています。
楽天カードは年会費有料のカードに自動で切り替わったりしない
かなりの方が大学生の時に生協に言われるがままに銀行系のクレジットカードを申し込んだ経験があると思います。学生カードの中には、卒業と同時に自動的に年会費有料のカードに切り替わるものがあります。
私が在籍していた大学も例に漏れず、卒業と同時に年会費が有料の一般カードに自動で切り替わってしまい年会費を請求されてしまいました。
この点、楽天カードは年会費が永年無料のクレジットカードで、年会費が突然に発生することはありません。さらに、勝手に年会費が有料のクレジットカードに切り替わることもありません。楽天カードからゴールドカードやプレミアムカードに切り替える時は、自分で申し込む必要があります。
楽天カードは、年会費無料のまま使い続けることができるクレジットカードです。
年会費無料で良いからクレジットカードは最低一枚は持っておいた方が良い
「クレジットカードなんて作らなくてもデビットカードがあれば十分でしょ」という人がいらっしゃいます。確かに、インターネットショッピングやタッチ決済などはデビットカードでも十分です。
ただし、それでもクレジットカードを最低1枚は作っておいたほうが良いと私は思っています。なぜなら、ちゃんと支払いをしたという信用履歴が残るからです。こうした信用情報の積み重ねは、将来的に住宅ローンや自動車ローンを組む時に役立ちます。
あとポイント還元とかお得感を大事にするのであれば絶対にデビットカードよりもクレジットカードです。やはりポイントの還元率はクレジットカードの方が一般的に高いのが現状です。
クレジットカードの年会費は関係ないので、信用履歴を作り上げるためにも年会費無料のクレジットカードを持っておくのも選択肢ではないでしょうか?ただし、延滞をしてしまうと逆に自分の信用履歴を傷つけてしまうので、支払口座は自分の生活費用の口座を指定しておくことをおすすめします。
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